精選版 日本国語大辞典 「バジル」の意味・読み・例文・類語
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シソ科(APG分類:シソ科)の一年草。黒い小粒の種子を水に浸すと表面が寒天状に膨らみ、カエルの卵のようになる。漢方ではこれを目に入ったごみを洗うのに使うところからメボウキの名がある。草丈は約50センチメートル、葉は対生し、卵形で長さ5~10センチメートル。夏に白色の小さい唇形花を穂状につける。原産地はインドからインドシナ半島にかけての地域で、熱帯では半低木になる。16世紀にヨーロッパに伝えられ、現在はスペインやイタリア、フランスなど南ヨーロッパやアメリカでも栽培されている。日本には江戸時代に渡来している。葉を生(なま)のまま、あるいは乾燥させてハーブとして利用する。また、葉から芳香油をとり、せっけんや飲料の香りづけに使う。春に種子を播(ま)き、苗を育てて畑に定植するが、葉をとるだけならば、春から夏に直播(じかま)きしてもよい。霜にあうと枯れる。
[星川清親 2021年9月17日]
香草系香辛料の一種で、日本では別名メボウキ、バジリコともいう。南ヨーロッパ、ハンガリー、モロッコ、アメリカ、インドネシアが主産地。高貴な甘いにおいとかすかな辛味をもち、この香りがトマトと非常によくあうため、イタリア料理、とくにピッツァのソース、スパゲッティミートソース、チキンカチャトーレ、スパゲッティナポリタンなどにはかならず使われる。また、シチュー、ソーセージ、ドレッシングや油っこいウミガメのスープにも最適である。ガーリックを利かせたホワイトクラムソースや、スパゲッティのバター和(あ)えにバジルを加えると一段と風味を増す。
[齋藤 浩 2021年9月17日]
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「メボウキ(目箒)」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…バジルまたはバジリコと称し,香辛料や香草として知られるシソ科の一年草(イラスト)。メボウキ属Ocimumはアフリカ,東南アジアから太平洋諸島に50~60種が分布する。…
※「バジル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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