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バハカリフォルニア半島 バハカリフォルニアはんとうPenínsula de Baja California

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バハカリフォルニア半島
バハカリフォルニアはんとう
Península de Baja California

カリフォルニア半島ともいう (「バハ」はスペイン語で「低い」の意で,アメリカ合衆国のカリフォルニアに対していう) 。メキシコ北西部,太平洋岸にある半島。カリフォルニア湾をはさんでメキシコ本土と並行に,北西から南東へ約 1200kmにわたって延びる細長い半島で,幅は 50~200km。行政上は北半がバハカリフォルニア州,南半がバハカリフォルニアスル州。地質構造的には傾動地塊で,東の湾側は急崖をなすが,西の太平洋側はゆるやかに傾斜,沿岸には海岸平野ができている。地形は山がちで,半島の方向に沿って脊梁山脈が連なり,最高点は北部のラエンカンタダ山 (3069m) 。中部には火山が多く,溶岩流が西へ張出し小半島を形成。半島基部にはコロラド川河口の三角州が発達。全般的に高温少雨の半砂漠気候であるが,北部は冬雨,南部は夏雨をみる。 1533年スペイン人渡来時には6万~7万人のインディオが住み,漁労,狩猟,植物採集などを営んでいた。当初スペインの植民はいずれも失敗,最初の恒久的植民地が建設されたのは 17世紀末であった。その後おもにキリスト教の修道会によって植民が続けられたが,メキシコ独立後はその活動が衰え,以後はおもにメスティーソ (スペイン系白人とインディオの混血) の農牧民が各地に散在して住むだけとなった。現在メキシコで最も人口希薄な地域の一つであるが,1960年代以降,道路,港湾,空港などの諸施設の建設,拡充に伴って,孤立状態から脱しつつある。また農業や鉱業の開発も進み,工業も発展してきている。主要都市は北部のティフアナ,メヒカリ,エンセナダ,南部のラパス

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