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バンダ Banda, Hastings Kamuzu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バンダ
Banda, Hastings Kamuzu

[生]1898頃. イギリス中部アフリカ保護領,カスング付近
[没]1997.11.25. 南アフリカ共和国,ヨハネスブルク
マラウイの政治家。アメリカ合衆国のインディアナ大学,シカゴ大学,メハリー医科大学,イギリスのエディンバラ大学などで学び,1945~53年ロンドンで,次いで 1953年ガーナで医院を開業。ロンドン時代にクワメ・エンクルマ,ジョモ・ケニヤッタなどと接触し,民族主義に目ざめた。1958年帰国後アフリカ人会議ニアサランド支部の指導者となる。1959年3月~1960年4月ローデシア=ニアサランド連邦化の反対闘争のため入獄(→ローデシア=ニアサランド連邦)。1961~63年天然資源・調査・地方行政大臣,1963~64年ニアサランド首相。1964年7月マラウイとして独立と同時に首相に就任。1966年7月共和国移行に伴い初代大統領に選ばれた。1971年6月終身大統領を宣言。現実主義者として知られ,すでに 1967年に南アフリカ共和国と外交関係を結んでいた。のちに高齢のため後継者問題が浮上,また 1990年代に入って民主化運動も高まり,複数政党制導入後最初の,1994年5月に行なわれた大統領選挙で敗北した。

バンダ
Benda, Julien

[生]1867.12.26. パリ
[没]1956.6.7. パリ
フランスの哲学者,批評家。パリ大学文学部卒業。ドレフュス事件を純理論的に論じた論文 (1898) により論壇に登場し,ペギーの雑誌『半月手帖』に協力,ベルグソン哲学を「流動の哲学」と非難した『ベルグソニスム』 Le Bergsonisme (1912) により名声を得た。主著,反ロマン主義文学論『ベルフェゴール』 Belphégor (19) ,政治的思考にとらわれた知識人を批判した『聖職者背任』 La Trahison des clercs (27) 。

バンダ
Vanda

ラン科のバンダ属のことで,マレー地方からインドに約 25種ある。花が美しいので温室に多く栽培される。気根をもった着生ランで,茎を短くあるいは長く伸ばし,枝を分つ。葉は2列に互生し,普通扁平でときに筒状となる。花は葉腋から総状花序をなして多数つき,萼片花弁はほぼ同長,開出する。よく栽培される種類としてはヒスイラン V. coerulea,ヒョウモンラン V. tricolor,テレスバンダ V. teresなどがあり,花は青紫色,白色,ピンクなどのものが多い。

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デジタル大辞泉の解説

バンダ(Julien Benda)

[1867~1956]フランスの哲学者。徹底した合理主義者として、ベルクソン哲学・弁証法実存主義などを批判した。著「聖職者の背任」。

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百科事典マイペディアの解説

バンダ

フランスの哲学者。ドレフュス事件に際し,ドレフュス擁護でデビュー。徹底した主知主義者として,真の知識人を〈聖職者〉と位置づけ,感覚や行動に絶対的価値を認めようとする現代思潮を批判した。

バンダ

インド,東南アジアからオーストラリアニューギニアにかけて原産するラン科の一属で,約30種がある。太い気根を出して樹上に着生し,帯状葉をもつ種と,棒状葉をもつ種がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

バンダ【Vanda】

常緑の着生ランで,インド北部からフィリピン,インドネシア,さらにニューギニアにかけて約25種が分布する。花は腋生(えきせい)の総状花序につき,花弁および萼片は丸形で平面的に開出し,多くは青紫から桃色で美しく,熱帯では重要な観賞,切花用のランの一群となっている。葉は角質で広線形のものから,肉質で円柱状のものまである。バンダ・コエルレアV.coerulea Griff.ex Lindl.はヒマラヤ地域原産で,春に紫色花をつける。

バンダ【Julien Benda】

1867‐1956
フランスの思想家。ドレフュス事件に際してドレフュス派の論客として登場,理性・知性擁護の立場に立ち,それを体現すべき知識人を〈聖職者〉と名づけ,生涯その逸脱を厳しく批判しつづけた。その思想は,ベルグソン哲学を〈流動哲学〉として論難した《ベルグソニスム》(1912),知識人の現実問題への容喙(ようかい)を戒め大きな反響を呼んだ《聖職者の背任》(1927)にうかがわれる。もっとも1930年代からレジスタンス期には彼自身社会参画を行っている。

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大辞林 第三版の解説

バンダ【Julien Benda】

1867~1956) フランスの哲学者。感性や具象を排し徹底的な合理主義と純粋思考を唱え、ベルクソン哲学や実存主義を批判。また、全体主義・民族排外主義に反対し、ドレフュス派として論陣を張った。主著「聖職者の背任」

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