コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

バンチェン

世界大百科事典 第2版の解説

バンチェン【Ban Chieng】

タイ北東部,ウドンタニ県の同名の村にある墓地遺跡。低い台地上の集落内に発見された。クリーム色スリップ(化粧土)の上に,赤鉄鉱の粉末で彩文を施した土器で有名になった。初期の調査により青銅器時代所産とされ,熱ルミネッセンス法による年代測定の結果,前4000年というきわめて古い年代が提示されたことから大きな問題を投げかけることになった。調査は1967年以来継続されているが,正式報告に類するものはまったくなく,発掘者の意見もしだいに変わっているため,現在もなお確実なことはいえない。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のバンチェンの言及

【青銅器時代】より

…雲南・貴州省や広西チワン族自治区には,銅鼓と呼ばれる打楽器がひろく分布し,その形式からすれば,雲南省から南東に伝わっていったようである。近年,タイ北部のバンチェン文化の青銅器が前3600~前2000年に始まるので,中国の青銅器は南方に起源するのではないかという説が提起されている。しかし,年代決定に疑問がもたれ,青銅器の形式的な編年の試みがないため,一般的には支持されていない。…

※「バンチェン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

バンチェンの関連キーワード世界のおもな美術館バーンチェーン遺跡バーンチェーンバン・チアンタイ陶磁器

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android