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パフォス パフォス Paphos

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パフォス
パフォス
Paphos

キプロス島南西海岸にある港町。ギリシア語では Néa Páfos。同名の地方の行政中心地でもある。内陸部に古代都市パフォスがあり,現在の町はその外港であった。ミケーネ文明期にギリシアの植民者によって建てられた古代都市には,海泡から生まれたというこの地の伝説に基づき,アフロディテ (ビーナス) の神殿がある。

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デジタル大辞泉の解説

パフォス(Pafos)

キプロス島南西部にある古代遺跡群。美と愛の女神アフロディテの生誕の地とされる海岸近くに、紀元前1200年頃にギリシャ人が建てたアフロディテ神殿を中心とした旧パフォスが栄えた。その後一時衰退したが、ローマ人によって城砦や闘技場、ディオニュソスの館などが築かれ、新パフォスとして繁栄をとりもどした。新パフォスのモザイク画は有名。1980年に、世界遺産文化遺産)に登録された。

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百科事典マイペディアの解説

パフォス

キプロス島の南西部にある古都。現在のパフォスの東16kmに位置する。新石器時代にまでさかのぼる歴史をもち,前1世紀以降はローマの支配下でキプロスの主都として栄えた。

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世界遺産詳解の解説

パフォス

1980年に登録されたキプロスの世界遺産(文化遺産)。首都ニコシアの南西、現在のパフォス市の東方に位置する、古代ギリシア、古代ローマ時代から東ローマ(ビザンチン)帝国時代にかけての都市遺跡である。この遺跡は、ギリシア人が建設した旧パフォス(パレオパフォス)と、ローマ人が建設した新パフォス(ネアパフォス)、その郊外の王の墓とからなる。紀元前13世紀頃、アフロディテ(ヴィーナス)神殿がギリシア人によって建設され、キプロス島外からも多くの巡礼者を集める信仰地となったが、やがて旧パフォスの西に新パフォスが建設されると、次第に衰退した。各時代を表す遺跡群と歴史的景観が評価され、世界遺産に登録された。◇英名はPaphos

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世界大百科事典 第2版の解説

パフォス【Páphos】

キプロス南西部,パフォス地方の都市。人口2万9000(1990)。ニコシアの南西約100km,地中海に臨む。古パフォスは現在のククリアKouklíaで,パフォスの東16kmに位置する。新パフォスはすでにローマ時代からキプロスの行政・文化の中心地として栄え,パウロがローマの知事セルギウス・パウルスキリスト教に改宗させた地である。960年イスラム教徒の侵入で決定的破壊を被った。古代ローマ劇場,闘技場,初期ビザンティン城塞,ラテン教会遺跡が残る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パフォス
ぱふぉす
Paphos

古代ギリシアの伝説上の人物。キプロス島の南西部にあってアフロディテ崇拝で有名な都市パフォスの創建に関連するが、諸説が入り混じってはっきりしない。しかしいずれにしても、キプロスの王であり、パフォス市のアフロディテ崇拝の創始者とされるキニラスKinyrasの母あるいは父とされている。たとえば、パフォスはキプロス島のニンフで、アポロンと交わってキニラスを生んだとか、ケファロスと曙(あけぼの)の女神エオスの子がパフォスで、パフォス市を創建し、その子または孫にキニラスがいたともいう。[伊藤照夫]

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世界大百科事典内のパフォスの言及

【聖婚】より

…〈聖なる結婚〉の意で,男神と女神の結婚,あるいは神と人間との結婚のこと。ギリシア語のヒエロス・ガモスhieros gamos,それに由来する英語ヒエロガミーhierogamyなどの訳語であり,〈神婚〉ともいう。神話や伝説に多数語られており,儀礼を伴っていることも少なくない。ギリシア神話の主神ゼウスとその正妻ヘラとの結婚は,古代ギリシアでは特別に重要視され,各地で祭式として繰り返し記念され,結婚の神聖と意義を強調する機能を果たした。…

【聖婚】より

…宗教学的には,大地の豊穣を確実にするための象徴儀礼であり,その背後には,地母神に対する崇拝が存在していた。聖婚儀礼は,小アジアから東部地中海沿岸一帯に広く分布していたが,その中心地はキプロス島の南西端のパフォスPaphosにあるアスタルテ(ギリシアのアフロディテと同一視された)の神殿であった。この地域に住む未婚女性は,結婚前に神殿に詣で,一夜パフォスの王の前に聖なる花嫁として処女を捧げる習俗に従っていた。…

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