日本大百科全書(ニッポニカ) 「パリ管弦楽団」の意味・わかりやすい解説
パリ管弦楽団
ぱりかんげんがくだん
Orchestre de Paris
1967年に設立されたフランスの代表的オーケストラ。パリ音楽院直属のパリ音楽院管弦楽団(1828成立)が母体であったため、設立当初から第一級の楽団として演奏活動を続けている。歴代の音楽監督はミュンシュ(1967~68)、カラヤン(音楽顧問、1969~71)、ショルティ(1972~75)、バレンボイム(1975~89)、ビシュコフ(1989~98)、ドホナーニ(音楽顧問、1998~2000)、エッシェンバハ(2000~ )。この間バレンボイムは、独奏者としても優れた楽員との室内楽、小編成による演奏会シリーズを発足させ、76年には合唱団を併設した。定期演奏会はシャンゼリゼ劇場などを経て現在はプレイエル・ホールで行っている。1970年(昭和45)初来日。
[美山良夫]