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ビッグデータ びっぐでーたBig date

7件 の用語解説(ビッグデータの意味・用語解説を検索)

知恵蔵の解説

ビッグデータ

インターネットの普及や、コンピューター処理速度の向上などに伴い生成される、大容量のデジタルデータを指す。
近年のブログや動画サイト、または、FacebookTwitterといったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用者の増加により、パソコンやスマートフォンなどのコンピューターから、文字だけでなく、音声や写真、動画などのデジタルデータが、インターネット上の様々なサーバーコンピューターに蓄積されている。更に、それらのコンピューターには、利用状況や通信記録などのログと呼ばれるデータが日々生成されている。これら、インターネットにつながる様々なコンピューターから生み出されるビッグデータは、合計すると数百テラ(1テラは約1兆)バイト以上とされており、米国のIT専門調査会社IDCによれば、2020年には40ゼタ(1ゼタは1兆の10億倍)バイトになると予測されている。
ビッグデータは、単に大容量であるだけでなく、非定型でかつリアルタイム性が高い。従来のデータベース管理システムでは、データを定型化して蓄積し、その後で処理分析するため、相反する性質を持つビッグデータを扱うことは困難とされていた。しかし、近年、ビッグデータを高速かつ簡単に分析できる技術が登場し、ビッグデータを活用すれば、これまで予想できなかった新たなパターンルールを発見できることが明らかとなった。
例えば、アマゾンや楽天などのオンラインショップでは、購買履歴やサイト内のアクセス情報などのビッグデータを基に、商品を購入する際に、他のおすすめ商品を表示している。ソフトバンクでも、同社が関わる検索サイトヤフー」から得られるビッグデータを積極的に利用して、他社から乗り換える可能性の高そうなユーザーを絞り込み、該当するユーザーにのみ乗換案内キャンペーンバナー広告を表示させている。
その他、ビッグデータには、健康情報や位置情報気象情報など、様々な分野で活用できるデータが含まれているため、新たな市場の創出が期待される。

(横田一輝  ICTディレクター / 2013年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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パソコンで困ったときに開く本の解説

ビッグデータ

「膨大な量のデータ」を意味します。特に、店舗ごとの販売状況や自動車の移動経路、SNSへの投稿など、対象が不特定多数で日々増加していくような情報が対象です。クラウド・コンピューティングの発達でこうしたビッグデータの蓄積や分析が可能となり、意外な因果関係や動向などを見つけるための研究開発が活発に行われています。
⇨SNS、クラウド・コンピューティング

出典|(株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ビッグデータ

多量性や多様性、生成スピードを備えた膨大なデータ。交通系ICカードの履歴や自動車のGPS、ポータルサイトでの検索、SNSの投稿や通販サイトの購買履歴など活用される情報は幅広い。 モノがインターネットにつながる「IoT」、記憶や学習といった人間の知的な活動をコンピューターに肩代わりさせる「人工知能」(AI)など情報通信技術(ICT)の進歩で膨大な情報の生成、収集、分析が実現した。一方で個人情報保護や適正なデータ管理、分析の専門家育成などの課題も指摘されている。

(2017-01-28 朝日新聞 朝刊 群馬全県・2地方)

ビッグデータ

情報通信技術(ICT)の発達によって収集や分析などができるようになった多種多量のデータ。消費者のニーズに即したサービス提供や新産業の創出、近未来の予測などが可能になるといわれる。

(2016-12-27 朝日新聞 朝刊 北海道総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

ビッグ‐データ(big data)

膨大かつ多様で複雑なデータのこと。スマートホンを通じて個人が発する情報、コンビニエンスストアの購買情報、カーナビゲーションシステムの走行記録、医療機関電子カルテなど、日々生成されるデータの集合を指し、単に膨大なだけではなく、非定形でリアルタイムに増加・変化するという特徴を持ち合わせている。このようなデータを扱う新たな手法の開発により、2010年前後から、産業・学術・行政・防災などさまざまな分野で利活用が進み、意思決定や将来予測、事象分析が行われている。

出典|小学館
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人事労務用語辞典の解説

ビッグデータ

「ビッグデータ」(Big Data)とは、数百テラ(1兆)バイトからペタ(1,000兆)バイト級の膨大なデジタルデータの集積のことです。ビッグデータには文字、数字、図表、画像、音声、動画など、さまざまなタイプのデータが含まれます。従来、こうした大容量データは取り扱い自体が困難でしたが、データ管理テクノロジ―の進化と低価格化により、効率的、効果的な処理・活用が可能になり、ビッグデータの解析から得た知見を、マーケティングなど企業経営や新しいビジネスの創造に活かそうという動きが活発化しています。
2012/3/12掲載)

出典|『日本の人事部』
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ビッグデータ
びっぐでーた
big data

コンピュータや通信機器などの高機能なデジタル機器が仕事や暮らしに広く利用されることにより、日々刻々と記録されているさまざまなデータの巨大な集まりのこと。データの種類や量などになんらかの規定があるわけではなく、多くの種類と形式のデータがあり、同時に、これまでのデータベースファイル管理されている構造化データもあれば、検索や整理、変更などの一括したファイル管理がむずかしい、非構造的に記録されているものも含まれている。
 たとえば、荷物につけたICタグの情報や携帯電話のGPSが発するログファイル、ソーシャルメディアへの投稿、写真やビデオのデジタルデータ、オンラインショッピングの処理レコードなど、文字、画像、音声などのさまざまな種類のデータがつくられ、ネットワークを介して次々とサーバーへ転送されている。それらは従来のファイルの集中管理方法では、個別のデータに過ぎないため意味をもたないものであった。しかし、ハドゥープHadoopというソフトウェアに代表されるデータ管理の技術革新によって状況が変わり、サーバーなどのコンピュータを並列につなぎ、従来は不可能であった大規模なデータの効率的な分散処理や管理を行うことができるようになった。
 日本の情報処理推進機構(IPA=Information-Technology Promotion Agency)が2012年(平成24)3月に発表した報告書によると、世界で1日の間に生成されるデータは、2009年で2.5エクサバイト(EB。エクサバイトはギガバイトの約10億倍の単位)、予想では2020年に35ゼタバイト(ZB。ゼタバイトはギガバイトの約1兆倍の単位)に膨れあがるという。このような巨大化するデータ群をリアルタイムに分析することが、社会や経済動向の予測、病気の予防、犯罪対策などに有効活用できることがわかってきた。2012年3月には、アメリカのホワイトハウスが、ビッグデータに関する研究開発に総額2億ドルを超える予算を投じる計画を発表した。一方で、ビッグデータは膨大な個人情報を含んだデータの記録であり、その活用にあたってプライバシーをいかに守っていくのかが大きな問題となっている。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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