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ピエロン Piéron, Henri

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ピエロン
Piéron, Henri

[生]1881.7.18. パリ
[没]1964.11.6. パリ
フランスの心理学者。 1912年パリ大学付属生理心理学実験所所長,21年同大学教授,23年コレージュ・ド・フランス教授。意識を対象とする心理学に対して行動心理学を提唱 (1908) 。その研究領域はきわめて広く,睡眠,記憶,動物心理,検査,感覚,知覚に及び,特に感覚の生理心理的な研究業績は高く評価されている。"L'Année psychologique" (1895) の刊行,研究所の設立など,その活躍はめざましかった。主著『記憶の進化』L'Évolution de la mémoire (1910) ,『脳と思考』 Le Cerveau et la pensée (23) ,『実験心理学』 Psychologie expérimentale (28) ,『感覚』 La Sensation (45) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ピエロン【Henri Piéron】

1881‐1964
フランスの心理学者。1923年以降コレージュ・ド・フランスの感覚生理学教授。研究領域は非常に広く,実験心理学,動物心理学,生理心理学,精神病理学の四つの分野にわたっておよそ500編にも及ぶ論文を発表した。フランスの応用心理学の第一人者であり,またフランスの行動心理学psychologie du comportementの創始者とされている。1913年から死に至るまで《心理学年報》の編集者であった。【児玉 憲典】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ピエロン
ぴえろん
Henri Piron
(1881―1964)

フランスの心理学者。パリの生まれ。サルペトリエール病院でジャネの助手となる。のち、ビネーの後を継いでソルボンヌ大学の生理学的心理学実験室長、またコレージュ・ド・フランスの感覚生理学教授を歴任した。アメリカのB・ワトソンより以前に、行動主義の心理学を主張した。おもな関心は感覚の心理生理学であったが、動物、個人差、応用的心理技術学など、幅広い領域で指導的役割を務めた。1912年から死に至るまで『心理学年報』の編集に携わった。[宇津木保]

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367日誕生日大事典の解説

ピエロン

生年月日:1881年7月18日
フランスの心理学者
1964年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典内のピエロンの言及

【睡眠】より

…セロトニンの代謝産物がノルアドレナリンを介してレム睡眠を駆動し,かくして,ノンレム睡眠・レム睡眠の連鎖が回転すると説明されている。(2)睡眠物質 20世紀の初めに,フランスのピエロンH.Piéronらが10日以上断眠させたイヌの脳脊髄液を別の正常なイヌの脳室に注入すると,数時間にわたって眠ることから,覚醒中に脳のなかに疲労物質が蓄積し,これが脳脊髄液や血液のなかに入って睡眠を起こすと考えた(ヒプノトキシン説,1910)。その後多くの研究者によって催眠作用をもつ有効成分の単離抽出が行われている。…

【睡眠】より

…セロトニンの代謝産物がノルアドレナリンを介してレム睡眠を駆動し,かくして,ノンレム睡眠・レム睡眠の連鎖が回転すると説明されている。(2)睡眠物質 20世紀の初めに,フランスのピエロンH.Piéronらが10日以上断眠させたイヌの脳脊髄液を別の正常なイヌの脳室に注入すると,数時間にわたって眠ることから,覚醒中に脳のなかに疲労物質が蓄積し,これが脳脊髄液や血液のなかに入って睡眠を起こすと考えた(ヒプノトキシン説,1910)。その後多くの研究者によって催眠作用をもつ有効成分の単離抽出が行われている。…

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