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ピロティ ピロティpilotis

8件 の用語解説(ピロティの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ピロティ
ピロティ
pilotis

建築用語。基礎杭を意味する。ル・コルビュジエが,1階部分を柱だけの空間とし,2階以上の部分を支える形式を使ってから,この形式の1階部の吹放しの部分をさす用語となった。これによって1階部が開放されて,建築に軽快感が加えられ,伝統的な地上に根をおろしたような重い安定感のある感覚から脱却し,地上部に新しい機能をもたせた (→サボア邸 ) 。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ピロティ(〈フランス〉pilotis)

《杭(くい)・脚・柱の意》建物の一階を柱だけ残し、吹き放しとする建築様式。また、その空間。ル=コルビュジェ近代建築の一要素として提唱。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

ピロティ

元来は基礎杭(くい)をいうが,これを地上に出してその上に建物をのせ,柱・壁だけで地上階を自由に通り抜けられるようにした空間を一般的にさす。ル・コルビュジエが1920年代より提唱,近代建築に実施された。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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リフォーム用語集の解説

ピロティ

建物を独立した柱で支えることにより、1階の全てあるいは一部を吹き放しにした部分。

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世界大百科事典 第2版の解説

ピロティ【pilotis[フランス]】

建物の1階部分が吹放ちの空間になるように建物上部を支持している独立柱。さらに広く,こうした独立柱群によって作られた,建物基部の,開放的な空間全体をいうこともある。もともとは,フランス語で建物を支持する杭を意味する語であったが,1920年代より,ル・コルビュジエが近代建築の新しい方法として主張したことに伴って一般化した。すなわちその主張とは,近代都市においては,地上は歩行者や自動車のために開放されるべきであり,そのためには近代建築はピロティをもつべきであるという考えである。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

ピロティ【pilotis】

〔杭くいの意〕
建物の二階以上に室を設け、一階は柱を残して吹きさらしにしておく建築様式。また、その柱。建築家ル=コルビュジエの提唱。

出典|三省堂
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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

ピロティ【pilotis〈フランス〉】

建物の2階以上から部屋を設けるが、1階部分は柱のみで通り抜けできるようにする建て方。また、その空間。フランスの建築家ル・コルビュジエ(1887~1965)が提唱。◇「杭(くい)」の意。

出典|講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ピロティ
ぴろてぃ
pilotisフランス語

もともとフランス語で建物を支持する杭(くい)を意味するが、近代建築の用語としては独立柱が建物を支持する吹き放しの部分をさす。ル・コルビュジエが要求した近代建築の五つの要点の一つで、建物を大地から持ち上げることによって地上を解放し、空間的連続性を獲得して自由な交通を可能にしようとする造形である。彼の設計になるポワッシーのビラ・サボワ(1928~31)やパリの大学都市のスイス館(1930~32)が初期の例であり、マルセイユのユニテ・ダビタシオン(1947~52)で大規模に採用されている。[前川道郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のピロティの言及

【柱】より

… 近代建築の成立とともに,柱の表現は即物的なものとなり,柱基や柱頭の明確でない直方体もしくは円柱形の柱が多用されるようになる。一階を柱だけで支えて地面を開放するピロティの手法に代表されるような,構造支持体としての柱の表現が強まり,鋼材の形状をそのまま柱に用いる等の例も多くみられる。その一方で,柱が壁体による支持形式の対極をなす,象徴的な支持形式であることを意識した造型表現も根強く存在している。…

【ル・コルビュジエ】より

…すでに1914年〈ドミノ・システムDomino system〉を発表,コンクリート造の柱と床に荷重を受け持たせ,壁を自由にした近代建築の構造原理を示した。さらに22年,〈近代建築の5原則〉を発表し,ピロティ,独立骨組み,自由な平面,自由な立面,屋上庭園こそ近代建築の備えるべき特色であると指摘する。また,家は〈住むための機械machine à habiter〉であると語り,近代建築理論を導いた。…

※「ピロティ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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