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ファーブル ファーブルFabre, Émile

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ファーブル
Fabre, Émile

[生]1869.3.24. メス
[没]1955.9.25. パリ
フランスの劇作家コメディ・フランセーズ支配人 (1913~36) 。社会問題を扱い,写実的な作風で知られる。代表作金銭』L'Argent (1895) 。

ファーブル
Fabre, Ferdinand

[生]1827.2.9. エロー,ベダリュー
[没]1898.2.11. パリ
フランスの小説家。地方主義小説で知られる。代表作『ティグラーヌ神父』L'Abbé Tigrane (1873) 。その他「聖職者生活風景」 Scènes de la vie cléricaleという題のもとに発表された2つの小説,『クールブゾン家の人人』 Les Courbezon (62) ,『ジュリアン・サビニャック』 Julien Savignac (63) などがある。

ファーブル
Fabre, Jean-Henri

[生]1823.12.22. サン,レオン
[没]1915.10.11. セリニャン
フランスの生物学者,詩人。貧農の出で,苦学の末教職につき,各地のリセ (高等中学校) で科学を教えた。かたわら,自然の観察,昆虫の研究に努め,1879年以後,南フランス,セリニャンの自宅にこもり,庭を研究所と化して,大著『昆虫記』 Souvenirs entomologiques (10巻,1879~1907) を著わした。学識と鋭い知性,詩的な感性に貫かれたこの作品は,世界中に愛読者を得ている。ほかにも青少年向けの科学入門書多数がある。またオック語で詩を書き,韻文,散文から成る作品が,『フェリーブル・デ・タバンのプロバンス作品』 Petit œuvre provençal du Félibre des Tavanと題して 1919年に発表された。オック語存続運動の幹部委員をつとめ,エコール・デュ・バントゥの名誉学長でもあった。

ファーブル
Fabre, Lucien

[生]1889.2.14. パンプロンヌ
[没]1952.11.26. パリ
フランスの詩人,小説家,科学者。主著,詩集『女神を知る』 Connaissance de la déesse (1920) ,小説『ラブベル,または丹毒』 Rabevel ou le mal des ardents (23,ゴンクール賞) 。

ファーブル
Favre, (Gabriel-Claude-) Jules

[生]1809.3.21. リヨン
[没]1880.1.19. ベルサイユ
フランスの政治家,弁護士。 1851年 12月 V.ユゴーらとともにルイ・ナポレオン (ナポレオン3世) のクーデターに武装抵抗を試み,57年の総選挙で当選した共和派5人組の一人。ナポレオン3世の暗殺未遂者 F.オルシニの弁護にあたった。メキシコ遠征に反対したが,コーチシナ (南ベトナム) の植民地化には賛成。 70年プロシアへの宣戦に反対し,同年9月国防政府の副首相,外相を兼ね,翌年1月ドイツ,フランス間にベルサイユ休戦条約を締結,5月 10日フランクフルトで対ドイツ講和条約に署名した。

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デジタル大辞泉の解説

ファーブル(Jean Henri Fabre)

[1823~1915]フランスの昆虫学者。自然の観察と研究、特に、甲虫や狩り蜂(ばち)などの生態観察で有名。著「昆虫記」など。

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百科事典マイペディアの解説

ファーブル

フランスの昆虫学者。師範学校を出て中学校教師となる。昆虫の研究に一生をささげ,《昆虫記》10巻を刊行したほか,数多くの自然科学啓蒙書を残した。
→関連項目きだ・みのる

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世界大百科事典 第2版の解説

ファーブル【Jean‐Henri Fabre】

1823‐1915
フランスの昆虫研究家,博物学者。南仏アベロン県の寒村サン・レオンに貧農の子として生まれ,幼時より自然に親しむ。苦学の末,アビニョン師範学校を出た後,アビニョン小学校,コルシカのアジャクシオ中学,次いでアビニョン中学で教師をする。向上心の旺盛な彼は,向学心に満ち貧困の中にあって,独学で物理,数学,自然科学の学士号と理学博士号を取るが,大学教授の席は得られなかった。この間,植物学者ルキアン,博物学者モカン・タンドンに会い,博物学にしだいに集中していく。

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大辞林 第三版の解説

ファーブル【Jean-Henri Fabre】

1823~1915) フランスの昆虫学者。様々な昆虫の生活史・生態・習性の観察と研究に一生を捧げた。「昆虫記」全一〇巻はその研究記録。

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世界大百科事典内のファーブルの言及

【昆虫記】より

…フランスの博物学者ファーブルの主著。全10巻。…

【博物学】より

…アメリカでは全博物図鑑中の最大傑作といわれるJ.J.オーデュボン《アメリカの鳥類》がほぼ同時期に出版されている。一方,博物学書は文芸作品と同じ感覚でも鑑賞されるようになり,G.ホワイトの《セルボーン博物誌》を先駆けとして,J.H.ファーブル《昆虫記》やE.T.シートン《動物記》のような人気作品が書かれた。 20世紀にはいると博物学は,生物学プロパーというよりもむしろ専門家でない自然愛好者が手がける分野と考えられるようになり,記述の学あるいは自然観察の学の全般的衰退をみるに至った。…

※「ファーブル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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