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フェデル

百科事典マイペディアの解説

フェデル

ベルギー出身のフランスの映画監督。無声映画時代の《テレーズ・ラカン》(1928年)とトーキー初期の《外人部隊》(1934年),《ミモザ館》(1935年),《女だけの都》は1930年代フランス映画の代表作。
→関連項目女だけの都カルネロゼー

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世界大百科事典 第2版の解説

フェデル【Jacques Feyder】

1885‐1948
フランスの映画監督。フェデーの表記がしばしば行われるが,正しくはフェデル。〈戦前の4巨匠〉の一人(他の3人はルノアール,カルネ,デュビビエ)。ベルギー生れ。1911年にパリに移住し,俳優から監督になった。17年,女優のフランソアーズ・ロゼー(1891‐1974)と結婚。ピエール・ブノアの小説《アトランティド》(1919)をもとにアフリカ秘境の女王の愛欲を描いた《女郎蜘蛛》(1921)で注目される。次いでアナトール・フランスの同名の小説(1903)を映画化した《クランクビーユ》(1922)が,ドイツの表現主義映画と30年代のフランス映画の〈詩的リアリズム〉の橋渡しとなった作品として評価され,アメリカでも〈映画芸術の父〉といわれたD.W.グリフィス監督に激賞された。

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世界大百科事典内のフェデルの言及

【女だけの都】より

…1935年製作。ジャック・フェデル監督の《外人部隊》(1934),《ミモザ館》(1935)に続く作品。17世紀オランダの小都市に侵略者スペインの軍隊が宿営した一夜のできごとを,象徴的・風刺的に描き,フランドル派の絵画を参考にしたラザール・メールソン(1900‐38)の設計によるセットとあいまって,歴史映画の一つの典型をつくり上げている。…

【フイヤード】より

…フランスの映画監督。パテー映画社に次いでフランス最大の映画会社となるゴーモン社の製作責任者として,アニメーションの創始者として知られるエミール・コールをはじめ,初期(1910‐25年)のフランス映画史をつくり上げるジャン・デュラン,レオンス・ペレ,アンリ・フェスクール,レオン・ポアリエ,ジャック・フェデル,ルネ・クレールらの監督や,マルセル・ルベック,ルネ・ダリー,ルネ・ナバール,ミュジドラ,ジナ・マネスらのスターのほとんどすべてを育て上げた。また,一世をふうびした連続活劇《ファントマ》(1913‐14),《ドラルー》(1915‐16),《ジュデックス》(1917)のみならず,あらゆるジャンルの映画をつくって,フランス映画のパイオニア,〈フランスのグリフィス〉とも呼ばれている。…

※「フェデル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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