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フトゥッワ futuwwa

世界大百科事典 第2版の解説

フトゥッワ【futuwwa】

元来は〈若者らしさ〉〈寛大さ〉を意味するアラビア語で,ムルッワ(男らしさ)の対概念として東方イスラム世界に広く用いられた。10世紀以後になると,これに各種の宗教結社や職業集団の意味が加わり,その語義は多様化した。 初期イスラム時代には,ジャーヒリーヤ時代の伝統を受け継ぎ,高貴で,しかも勇敢な若者をファターfatāと呼んだが,アッバース朝中期ころになると,都市の民衆の間からフトゥッワの徳を理想とするフィトヤーンあるいはアイヤールなどの任俠無頼の徒(俠客)が現れた。

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世界大百科事典内のフトゥッワの言及

【ギルド】より

… 13~14世紀,アナトリアにアヒーヤ・アルフィトヤーン(青年同胞団)という組織が現れた。これは手工業者の子弟をメンバーにし,友愛と互助精神を理想の倫理規範とする宗教結社的な組織で,フトゥッワとも呼ばれた。これに属する団員は指導者(アヒーakhī)を選び,スーフィー教団の会堂に集まって会食し,歌ったり踊ったりした。…

※「フトゥッワ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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