デジタル大辞泉
「フラスコ」の意味・読み・例文・類語
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フラスコ
- 〘 名詞 〙 ( [ポルトガル語] frasco )
- ① ガラス製のくびの長い徳利・酒瓶。また、水差。フラソコ。フラツコ。フラス。
- [初出の実例]「風に柳の青きふらすこ〈宗恭〉 唐土より降て来りし春の雨〈西花〉」(出典:俳諧・天満千句(1676)八)
- ② 特に、理化学実験用のガラス製容器。カリガラス、硼珪酸ガラスなどのような耐熱性ガラスで作った、水さし様のもの。〔舎密開宗(1837‐47)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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フラスコ
flask
ガラス製容器の一種で,細い首の部分と,下のほうがいろいろな形にふくらんだ胴の部分とからなる。多く理化学実験に用いられる。主として液体を入れて加熱したり,反応を行わせたりする。目的に応じ各種の形のものがある。これらのうち一般に丸底のものは,加熱あるいは蒸留など,熱に耐久性のあることで利用され,平底のものは台上において容器として用いられる。二口あるいは三口のフラスコは,温度計,かくはん(攪拌)装置その他容器内での各種の操作目的に応じて使われる。以上のように目盛のついていないフラスコに対して,首の部分を細くして,刻線をつけたメスフラスコmessflask(測容フラスコvolumetric flask)もある。メスフラスコは容量10mlないし1000mlのものが普通で,刻線まで溶液を入れて一定容量を測り取るもので,定量分析その他に用いられる。
執筆者:中原 勝儼
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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フラスコ
ふらすこ
flask
化学実験で、反応、蒸留、測容、細菌培養などに使われる容器で、細い円筒状の首をもつもの。一般にガラス製であるが、石英、金属、合成樹脂製のものもある。容器本体部が球状のものを丸底フラスコ、その底部が平らなものを平底フラスコ、容器本体部が円錐(えんすい)形のものを三角フラスコという。そのほか、首部の形状や用途に応じた特別の形をもつものも多い。
[岩本振武]
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フラスコ
理化学実験用ガラス器具の一つ。普通細い円筒形の上部と,種々の形にふくらんだ下部とからなる薄肉ガラス製で,主として液体の加熱や,反応などを行わせるのに用いる。平底,丸底,三角,三口,枝付など各種の形態のものがある。→メスフラスコ
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