フリティラリア

百科事典マイペディア 「フリティラリア」の意味・わかりやすい解説

フリティラリア

バイモクロユリの仲間を総称する属名であるが,園芸的にはその1種であるヨウラクユリ(オウカンユリとも)をさすことが多い。これは小アジア〜インドに原産する球根植物で,ヨーロッパでは古くから栽培されてきたが,日本でも近年花壇や切花に利用される。高さ60〜100cmになる太い茎の下部に,広披針形の葉を数十枚密につけ,茎頂にそれより小型の葉を房状につける。花は鐘形で長さ5cmあまり,初夏に茎頂の葉叢のなかから数個が長い柄で垂れ下がる。花色はだいだい赤色や黄色など。分球でふやす。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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