フリーズ
ふりーず
Charles Carpenter Fries
(1887―1967)
アメリカの言語学者、英語教育学者。バックネル大学を経てミシガン大学教授(1928~1958)。この間、『初期近代英語辞典』編集主幹(1928~1958)、アメリカ言語学会会長(1939)、ミシガン大学英語研究所初代所長(1941~1956)を歴任した。アメリカ構造言語学の流れのなかで英語、とくに現代口語文法の実証的記述(American English Grammar, 1940 ; The Structure of English, 1952)を行う一方、その成果を外国人に対する英語教育に応用し、「オーラル・アプローチ」oral approach(口頭練習を主にした教授法)を提唱(Teaching English as a Foreign Language, 1945)、日本の英語教育にも大きな影響を与えた。
[山田 進 2018年7月20日]
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フリーズ
〘名〙 (frieze)
① 二重織りにした、表面にあらいけばのある厚地の毛織物。オーバー地用。
※うき草(1897)〈二葉亭四迷訳〉大団円「青銅の紐釦を附けたプリースの上衣」
② 建築物の壁面と
コーニス(蛇腹)の間にある帯状の部分。浮彫で飾られることが多い。また、一般に、建築物の外面や内面、器具の外面につけられた帯状の装飾帯。
※風土(1935)〈和辻哲郎〉四「
パルテノンのフリーズや破風の彫刻」
フリーズ
〘名〙 (freeze)
② 動かなくなること。コンピュータなどの動作が突然止まること。
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フリーズ(freeze)
[名](スル)
1 凍ること。凍りつくこと。また、凍らせること。冷凍。凍結。「生鮮品を急速にフリーズする」「フリーズ加工」
2 《nuclear freezeから》核凍結。核戦力を拡大せずに現状のまま凍結させようとする平和運動。
3 人に対して「動くな」と命令するときに用いる語。
4 「ハングアップ」に同じ。
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フリーズ
freeze。「凍結する」の意。デジタルカメラのシステムが何らかの原因で動かなくなってしまった状態をこう呼ぶ。どのボタンやキーを押しても反応しないことから、「固まる」「凍る」と呼ぶことが多い。ハングも同義語。
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フリーズ
パソコンがいっさいの操作を受け付けなくなった状態です。凍ってしまったようになるのでこういいます。
出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本」パソコンで困ったときに開く本について 情報
フリーズ
生年月日:1887年11月29日
アメリカの言語学者
1967年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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