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ブギス

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百科事典マイペディアの解説

ブギス

自称ウギッスラウェシ南西半島を本拠に,ボルネオ,ジャワ,マレー各地に分布する人びと。約300万〜400万人。インド文化の影響で過去には階層社会を発達させた。17世紀に仏教からイスラム教に改宗。
→関連項目スラウェシ[島]

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブギス
ぶぎす
Bugis

インドネシア、スラウェシ島の南西半島(南スラウェシ州)の中央から北東部にかけて居住する民族集団。人口約350万人(1989)。親族組織は双系的であるが、イトコ婚による親族紐帯強化の傾向が顕著である。ブギス人は帆船ピニシの造船や優れた航海術から海洋民とみなされることが多いが、むしろ様々な生態環境への適応性に富んだ商業的農耕民である。基本的には水稲耕作に従事し、近年では丁子やカカオなどの換金作物栽培、また汽水域におけるエビ養殖も盛んである。王国形成は14世紀前後にさかのぼる。住民によりもっとも古い王国と信じられているルウ、そしてボネ、ソッペン、ワジョなどが代表的な王国である。長大な『ラガリゴ』英雄叙事詩はルウ王国の起源を物語る。各王国の天孫降臨神話は、ブギス文字で綴(つづ)られたロンタラ文書によって今日まで伝えられている。諸王国のイスラムへの改宗は17世紀初頭に行われたが、王権を象徴する祭器の管理は異性装の司祭ビスに任せられるなどヒンドゥー的要素の影響も持続した。島嶼(とうしょ)間交易におけるブギス人の活躍は17世紀後半に始まり、18世紀においてもっとも盛んになる。島嶼部の主要港周辺にブギス人集落を形成したり、マレー王朝の政治に介入するのもその時期である。ブギス人の移住は今日でも継続しており、スマトラ東岸部のリアウ、ジャンビから東カリマンタン、さらに東部インドネシアのマルク、イリアン・ジャヤへ移住先が変わりつつある。[伊藤 眞]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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