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ブッドレア Buddleja; butterfly bush

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブッドレア
Buddleja; butterfly bush

フジウツギ科フジウツギ属の属名。日本にはフジウツギ (藤空木) が各地の河原に生えるほか,西日本にはやや小型で枝が丸いコフジウツギ B.curvifloraがある。園芸界では中国大陸原産のフサフジウツギ B.davidiiを改良した品種群をブッドレアの名で呼んでいる。太く長い花穂にピンク,淡紫,青,紅などの管状の小花を多数密集してつけて美しい。

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百科事典マイペディアの解説

ブッドレア

ニシキフジウツギ,フサフジウツギとも。中国原産のフジウツギ科の落葉低木。ヨーロッパで改良されたものが現在庭木や切花用に栽培されている。高さ2〜3mになり,葉は卵状披針形で,表面は濃緑,裏面は灰白色を呈する。

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世界大百科事典 第2版の解説

ブッドレア【butterfly bush】

日本でブッドレアとして観賞用に栽培されているものは,フジウツギ科のニシキフジウツギ(一名フサフジウツギ)Buddleia davidii Fr.(英名orange‐eye butterfly bush)で,花が美しく,香りがあり,寒さにも強い。高さ1~2mで,よく分枝し,葉は長い楕円形,長さ7~20cm,裏は灰白色。花序は長さ10~30cmで,多数の花からなり,花冠筒部は細く,長さ1cm,裂片は開出し,直径5~6mm。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブッドレア
ぶっどれあ
[学]Buddleja

フジウツギ科フジウツギ属の総称。アジア、アメリカ、アフリカの熱帯、亜熱帯に多く、約100種ある。日本にはフジウツギ、コフジウツギ、ウラジロフジウツギが分布する。園芸界では、中国中・西部原産のフサフジウツギ(ニシキフジウツギ)B. davidii Franch.と、その園芸品種をブッドレアとよぶことが多い。本種は落葉低木で、高さ1~3メートル。葉は対生し、卵状披針(ひしん)形または披針形で長さ5~20センチメートル、先は鋭くとがり、縁(へり)に細かい鋸歯(きょし)があり、裏面は灰白色で短毛を密生する。7~9月、枝先に穂状で長さ10~25センチメートルの円錐(えんすい)花序をつくり、芳香のある淡紫色花を多数開く。花冠は細長い筒状で先は4裂し、花喉(かこう)部は橙黄(とうこう)色である。日本には1890年(明治23)ころ渡来した。園芸品種には、花が大きく、花色が紅、紅紫、濃紅紫、白色のものがある。チチブフジウツギは、本種が秩父(ちちぶ)地方に野生化したものである。中国原産のトウフジウツギ、ニオイフジウツギは温室で栽培される。庭木、切り花にする。栽培は容易で、本州から九州の日当りがよく、適湿で排水のよい肥沃(ひよく)地でよく育ち、成長は速く、耐寒性もある。繁殖は挿木、実生(みしょう)による。[小林義雄]

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世界大百科事典内のブッドレアの言及

【フジウツギ】より

…日本南部産のウラジロフジウツギB.curviflora Hook.et Arn.f.venefera (Makino)Yamazakiは魚毒として使われる。ニシキフジウツギ(一名フサフジウツギ)B.davidii Franch.(英名orange‐eye butterfly bush)は一般にブッドレアの名で観賞用に植えられ,ときに野生化する。花冠にほとんど毛がなく,中国南西部からチベットの原産。…

※「ブッドレア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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