ブラックマンデー(その他表記)Black Monday

翻訳|Black Monday

共同通信ニュース用語解説 「ブラックマンデー」の解説

ブラックマンデー

1987年10月19日の月曜日に米国ニューヨーク株式市場で起きた大暴落。「暗黒の月曜日」とも言われる。下落率が、世界恐慌の引き金となった29年10月のブラックサーズデー(暗黒の木曜日)の暴落を上回ったことにちなむ。財政赤字や貿易赤字の拡大投資家に不安が広がったことや、コンピューターで大量の株式が売買されたことなど複合的な要因があった。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブラックマンデー」の意味・わかりやすい解説

ブラック・マンデー
Black Monday

暗黒の月曜日の意味。 1987年 10月 19日のニューヨーク株式市場の大暴落を指す言葉。この日,世界的な金利上昇懸念,インフレ懸念などを背景株価が大暴落し,ダウ平均で 508ドル,22.6%の下落となった。この影響で翌日東京市場も株価が大暴落したが,幸いにしてニューヨーク連銀がただちに流動性供給を行うことなどを表明したため,これが世界経済全体の混乱につながることは避けられた。株価大暴落の原因については,経済の基礎的な条件の変化に加えてコンピュータによるプログラム売買が下落を加速したとされている。ブラック・マンデーという言葉は,大不況の引き金となった 1929年 10月 24日のニューヨーク市場の大暴落を「ブラック・サーズデー (暗黒の木曜日) 」と呼んだのにならったもの。

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旺文社世界史事典 三訂版 「ブラックマンデー」の解説

ブラックマンデー
Black Monday

1987年10月19日,ニューヨーク株式市場の大暴落
1929年10月24日の世界恐慌時の大暴落に匹敵するということで,暗黒の月曜日と呼ばれる。ニューヨークのダウ工業株30種平均は23%,東京の日経平均株価も14.9%の記録的下げ幅となり,世界の株式市場を大混乱させた。

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