ブレーカー(英語表記)Bräker, Ulrich

精選版 日本国語大辞典 「ブレーカー」の意味・読み・例文・類語

ブレーカー

〘名〙 (breaker) 異状電流回路に流れたとき、回路を遮断する装置遮断器
※永遠なる序章(1948)〈椎名麟三〉三「車は、〈略〉動かない。ブレーカーがとんだのだ」

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デジタル大辞泉 「ブレーカー」の意味・読み・例文・類語

ブレーカー(breaker)

ある量以上の電力を使ったり、異常電流が流れたりすると、回路を自動的に遮断する装置。遮断器。

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百科事典マイペディア 「ブレーカー」の意味・わかりやすい解説

ブレーカー

サーキットブレーカーcircuit breakerの略。従量制電灯需要家の引込口に使用される電流制限器をいう。契約電流以上の電流が流れると,バイメタル電磁石作動により自動的に回路を遮断(しゃだん)する。ハンドルを戻すと再び通電できる。
→関連項目安全器ヒューズ

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世界大百科事典 第2版 「ブレーカー」の意味・わかりやすい解説

ブレーカー【breaker】

ふた付き陶磁製容器の中にヒューズを納めた安全器に代わって,屋内分岐線を保護するために使われる配線用遮断器一種を,ノーヒューズブレーカー,あるいは安全ブレーカーと呼び,これを略称してブレーカーという(表1)。また引込口に近いところに設置される開閉器で,電力会社と需要家との間の電力供給上の契約条件(アンペア契約)を実行する目的で,負荷電流が規定の値を超えたとき自動遮断する電流制限器も安全ブレーカー,あるいは単にブレーカーと呼ばれている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブレーカー」の意味・わかりやすい解説

ブレーカー
Bräker, Ulrich

[生]1735.12.22. ネービス
[没]1798.9.11. ワットウィル
スイスの作家。貧しい農民の子として生れ,さまざまな職業を経験した。主著自伝『トッケンブルクの哀れな男の生涯と本当の冒険』 Lebensgeschichte und natürliche Ebentheuer des Armen Mannes im Tockenburg (1789) 。

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「ブレーカー」の解説

ブレーカー【breaker】

一定量以上の電力を使ったり、回路のショートなどで異常電流が流れたりしたときに、自動的に回路を遮断する装置。大型のものが変電所などで、小型のものが家庭などで用いられ、電気事故の発生を未然に防ぐ。◇「サーキットブレーカー(circuit breaker)」の略。

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リフォーム用語集 「ブレーカー」の解説

ブレーカー

建築内で使用する電力をコントロールする為の、配線用遮断器の事。過負荷や短絡などの要因で二次側の回路に異常な電流が流れたときに電路を開放し、一次側からの電源供給を遮断することにより負荷回路や電線を損傷から回避するために用いる装置。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブレーカー」の意味・わかりやすい解説

ブレーカー
ぶれーかー

遮断器

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世界大百科事典内のブレーカーの言及

【屋内配線】より

…過負荷,短絡(ショート)の過電流による過熱で火災などを起こしたりすることを防ぐため,必要な個所に過電流遮断器を設ける。過電流遮断器は,昔はヒューズが主であったが,今日では配線用遮断器(ブレーカー,安全ブレーカーともいう)がふつうである。絶縁低下による漏電により火災や感電が生ずることを防ぐために,水気のある場所などの電気設備の露出された金属部分などには接地(アース)を施し,漏電遮断器を施設する。…

※「ブレーカー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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