プリムローズ

デジタル大辞泉 「プリムローズ」の意味・読み・例文・類語

プリムローズ(primrose)

プリムラ」に同じ。
淡緑黄色。

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精選版 日本国語大辞典 「プリムローズ」の意味・読み・例文・類語

プリムローズ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] primrose )
  2. プリムラ〔アルス新語辞典(1930)〕
  3. 淡緑黄色。サクラソウの葉のような色。

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百科事典マイペディア 「プリムローズ」の意味・わかりやすい解説

プリムローズ

スコットランド出身のビオラ奏者。弦楽器では地味な存在だったビオラに,独奏楽器としての輝きを与えた名演奏家。生地グラスゴーでバイオリンを学び,1925年ベルギーイザイエ師事。師の勧めでビオラに転じる。独奏活動のほかハイフェッツフォイアマンらと室内楽に活躍し,1938年−1942年トスカニーニ抜擢NBC交響楽団首席を務めた。最晩年のバルトークに《ビオラ協奏曲》(初演1949年)を委嘱するなど,ビオラのレパートリー拡大にも寄与。1937年米国に定住し1955年米国市民権を取得。教師としてもすぐれ,米国の大学で指導に当たったほか1972年−1974年には東京芸術大学でも教鞭(きょうべん)をとった。→バシュメットフルニエ
→関連項目NBC交響楽団

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改訂新版 世界大百科事典 「プリムローズ」の意味・わかりやすい解説

プリムローズ
William Primrose
生没年:1903-82

イギリスのビオラ奏者。最初バイオリンを学んだが,師のイザイエの勧めでビオラに転じた。独奏者および室内楽団員として活動した後,トスカニーニの抜擢で1937年NBC交響楽団の首席奏者に就任,さらに39年プリムローズ四重奏団を組織した。第2次大戦後は南カリフォルニア大学インディアナ大学などで教えたほか,72-74年東京芸術大学の客員教授をも務めた。バルトークにビオラ協奏曲の作曲を依頼するなど,ビオラの重要性を認識させるとともに,その芸術性を大いに高めた。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「プリムローズ」の意味・わかりやすい解説

プリムローズ
ぷりむろーず
William Primrose
(1903―1982)

イギリスのビオラ奏者。初めバイオリンを学び、ベルギーに留学してイザイに師事したが、師の勧めでビオラに転じ、この楽器概念を一新させる独奏・室内楽活動で20世紀を代表するビオラ奏者とよばれた。1937年に創立されたNBC交響楽団の首席奏者に就任以来、アメリカを中心に活動、プリムローズ弦楽四重奏団、ハイフェッツ‐プリムローズ‐フォイアマン弦楽三重奏団、フェスティバル四重奏団で室内楽を行う一方、独奏者、教育者として活躍。72年(昭和47)初来日、東京芸術大学や桐朋(とうほう)音楽大学で教えた。バルトークの遺作となった『ビオラ協奏曲』の委嘱者としても知られる。

[岩井宏之]

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