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プロトポルフィリン

栄養・生化学辞典の解説

プロトポルフィリン

 ポルフィリン誘導体で,プロトヘムの鉄を除いた部分にあたる.15種類の異性体があるが,天然にはそのうち1種が存在する.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

プロトポルフィリン
ぷろとぽるふぃりん
protoporphyrin

ポルフィリン環の各ピロール環に3種類の側鎖が結合したポルフィリン誘導体。15個の異性体が存在するが、生物学的に重要なのは、プロトポルフィリンである。プロトポルフィリンの二価鉄錯塩はプロトヘムとよばれ、ヘモグロビンの色素部分である。プロトポルフィリンは、チトクロムなどのヘム合成系とクロロフィル合成系が分岐する代謝経路上の物質で、鉄が配位するとヘム合成に、マグネシウムが配位するとクロロフィル合成へと進む。生体内ではグリシンとコハク酸からつくられるが、緑色植物ではグルタミン酸から生合成されるといわれている。[吉田精一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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