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ヘイケボタル Luciola lateralis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘイケボタル
Luciola lateralis

鞘翅目ホタル科。体長7~10mm。体は黒色で,同色短毛におおわれる。頭部は背面から見ると大部分が前胸前縁の下に隠れる。複眼は大きく,触角糸状。前胸背は淡赤色で密に点刻され,中央部に幅広い黒条がある。上翅にはそれぞれ4条の縦隆起がある。腹部末端2節は黄白色の発光器になっている。幼虫は水田や沼などにすみ,カワニナなどの淡水生の巻貝類を食べる。北海道,本州,四国,九州,千島列島,朝鮮,中国北部に分布する。ゲンジボタルに似ているが,それより小型で,前胸背中央の黒条が太いので容易に区別される。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ヘイケボタル

日本全国や朝鮮半島、中国などに分布。体長は約8~10ミリでゲンジボタルの半分ほど。日本では1980年代以降、河川の水質汚染などで激減したホタルの保護活動が各地で盛んになったが、対象は発光力が強くて観賞しやすいゲンジが大半で、ヘイケの個体数はゲンジより少ないとされる。

(2011-06-13 朝日新聞 夕刊 1総合)

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百科事典マイペディアの解説

ヘイケボタル

ホタル科の甲虫の1種。日本全土,千島,朝鮮,中国東北,シベリア東部に分布。体長9mm内外。黒色,前胸背は桃赤色,中央に黒条がある。腹端の2節(雄),または1節(雌)が発光する。
→関連項目ホタル(蛍)

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世界大百科事典 第2版の解説

ヘイケボタル【Luciola luteralis】

甲虫目ホタル科に属し,ゲンジボタルとともに日本の代表的なホタル(イラスト)。ゲンジ(源氏)に対し,小型で弱々しいところからヘイケ(平家)と名づけられた。形態的には大きさ(本種の体長8~10mm)のほか,胸部背面の縦紋が中央で横に広がらない,上翅の点刻がよりまばらで,縦の隆条が弱いなどで区別できる。日本全国,サハリン,朝鮮半島,中国などに分布する。成虫は6~8月に発生するが,例外的に9~10月に発生することがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘイケボタル
へいけぼたる / 平家蛍
[学]Luciola lateralis

昆虫綱甲虫目ホタル科に属する昆虫。日本各地に産する代表的なホタルの1種で、千島列島、朝鮮半島、東シベリア、中国にも分布する。成虫は淡紅色の前胸中央に太い黒の縦帯があり、幼虫は水田、池沼、緩やかな流れにすみ、ヒメモノアラガイ、カワニナなどを食べる。[中根猛彦]

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