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ヘチマ(糸瓜) ヘチマLuffa cylindrica; rag gourd

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘチマ(糸瓜)
ヘチマ
Luffa cylindrica; rag gourd

ウリ科のつる性一年草。熱帯アジア原産で,宋の頃中国に伝わり,日本には江戸時代の初めに渡来した。茎には稜があってやや角張り,葉は互生して掌状に3~7裂し,巻きひげは先端で分枝する。8~9月頃に,白みを帯びた黄色花をつける。雌雄同株雄花総状雌花は有柄で単生する。果実は緑色,円筒形で長さ 30~60cmとなり,熟すると果肉繊維が発達する。つるの切り口から得る「ヘチマ水」は咳止め,利尿化粧水として利用され,果肉を腐らせて除去したあとの繊維は器物の洗浄,履物などに,また若い果実は食用となる。

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百科事典マイペディアの解説

ヘチマ(糸瓜)【ヘチマ】

熱帯アジア原産のウリ科の一年生つる草。全草無毛。葉は掌状に浅裂。花は黄色で,夏〜秋に咲く。雌雄同株。雄花は総状に,雌花は葉腋(ようえき)に1個つく。果実は長さ30〜60cmの円筒形の液果で,表面は光沢のない深緑色。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヘチマ【ヘチマ(糸瓜) sponge gourd】

熱帯アジア,おそらくインド原産のウリ科の一年草(イラスト)。日本への渡来は1600年代と考えられている。茎はつる性で,巻きひげを出して他物にからみついて伸びる。葉は長い葉柄があり,葉身は30cmほどで掌状に切れ込み,表面はざらつく。花は夏から秋に,雌花(イラスト)と雄花が同一の株につき,花冠は径5cmの黄色で5裂する。果実は長さ30~60cmの円筒形で,外面に浅い縦溝がある。成熟すると果皮の繊維が発達してじょうぶなスポンジ状となる。

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