コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ヘンツェ Henze, Hans Werner

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘンツェ
Henze, Hans Werner

[生]1926.7.1. ギューテルスロー
[没]2012.10.27. ドレスデン
ドイツの作曲家。ブラウンシュワイクの国立音楽学校とハイデルベルクの宗教音楽学校に学ぶ。1949年コンスタンツのドイツ劇場でバレエの指揮者を務め,1950~53年ヘッセン国立劇場の音楽監督。1956年からイタリアのナポリに居住,主としてオペラを作曲。おもな作品はオペラ『村医者』『孤独通り』『鹿の王』『ホンブルクの王子』『若い恋人たちのエレジー』『バッサリーデン』『五つのナポリの歌』。ほかに交響曲,協奏曲など。12音技法(→12音音楽)を用いるが,新古典主義,ロマン主義的作品もある。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)の解説

ヘンツェ

ドイツの作曲家。作風は、新古典主義を思わせる初期の作品から、表現主義、十二音技法へと移り変わっていく。ジャズの語法を採り入れ、十二音技法からは早い時期に抜けている。様々な編成の作品を手がけた。
ブ ...続き

出典|(社)全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ヘンツェ【Hans Werner Henze】

1926‐
ドイツの作曲家。1946年ハイデルベルクの宗教音楽学校に入学,ここでW.フォルトナーに作曲を師事。48年R.レイボビッツに個人的に十二音技法を学ぶ。歌劇場指揮者として働いたが,53年にイタリアに移住し,作曲に専念する。61‐67年にはザルツブルクのモーツァルテウム音楽アカデミーで作曲を教えた。60年代後半より新左翼運動へ傾倒し,69‐70年にはキューバに滞在している。 作風は拡大された調性,自由な無調,十二音技法によるものなど,きわめて幅が広く,また表現主義的色合いが強い。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘンツェ
へんつぇ
Hans Werner Henze
(1926―2012)

ドイツの作曲家。ブラウンシュワイクの音楽学校、ついでハイデルベルクの教会音楽学校でW・フォルトナーに学び、さらにレイボウィッツの門下生となる。1950~1953年ウィースバーデンのヘッセン国立劇場芸術監督に就任。1953年からイタリアへ移り創作活動に専念。1961~1967年ザルツブルクのモーツァルテウムで作曲を教える。1969~1970年キューバで教育・研究活動に携わる。1980年ケルン国立高等音楽学校の作曲科教授に就任。
 若いころから作品が認められ、交響曲、協奏曲、室内楽曲などもあるが、とくに現代のオペラ作曲家の第一人者と評価されている。新古典主義から十二音技法、第二次世界大戦後の前衛的様式に至るまでの種々の書法やベルカント的旋律、フランス風の機知など、それまでのオペラのあらゆる要素を統一して独自の舞台芸術をつくりあげた。なかでも『若い恋人たちへのエレジー』(1959~1961)は戦後のオペラの傑作とされている。ほかに『鹿(しか)の王』(1956初演)、『ホンブルクの公子』(1958)、『若き貴族』(1964)、『バッコスの信女』(1965)、『われわれは川に来た』(1976)、三島由紀夫の短編に基づいた『裏切られた海』(1990)などがあげられる。オペラ以外の作品としては、バレエ音楽『ラビリントス』(1951)、『オンディーヌ』(1957)、『交響曲第1番~第9番』(1963~1997)、『ピアノ協奏曲第1番、第2番』(1950、1967)、『バイオリン協奏曲第1番、第2番』(1947、1971)、『五つのナポリ民謡』(1956)、オラトリオ『メドゥーサの筏(いかだ)』(1968)、『レクイエム』(1993)などがある。2000年(平成12)高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。[寺田由美子]
『吉田秀和著『吉田秀和全集3 二十世紀の音楽』新装復刊版(1999・白水社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

ヘンツェの関連キーワードヴォルフガング フォルトナーベルリン・ドイツ・オペライアン ボストリッジゲルト アルブレヒトオペラ(舞台芸術)ローラン コルシアマノン・レスコーホンブルク公子フォーサイス十二音音楽ホンブルクバッハマンエレジー協奏曲オペラリート交響曲ナポリカリエ

今日のキーワード

異常天候早期警戒情報

5日から 8日先を最初の日とする 7日間の平均気温がかなり高い,またはかなり低い確率が 30%以上と見込まれる場合に注意を呼びかけるため気象庁から発表される情報。低温や猛暑が長く続くと,人の活動や農作...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ヘンツェの関連情報