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ヘーマチャンドラ ヘーマチャンドラ Hemacandra

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘーマチャンドラ
ヘーマチャンドラ
Hemacandra

[生]1088
[没]1172
インドジャイナ教の宗教詩人,学者。ジャイナ教をはじめ,サンスクリット語文法,辞典,詩学書など多数の著書がある。グジャラートの王侯をジャイナ教の信仰に入らせ,殺生,飲酒を禁じ,風俗を正した。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヘーマチャンドラ【Hemacandra】

1089‐1172
インドのジャイナ教白衣(びやくえ)派の学匠。ダンドゥカ(グジャラート州アフマダーバード近郊)の生れ。デーバチャンドラの弟子。チャールキヤ朝ジャヤシンハ・シッダラージャ王およびその後継者クマーラパーラ王の庇護を得て,きわめて多才な文筆活動を行った。サンスクリットプラークリット(俗語)の文典および辞書,詩学と音韻学の入門書,哲学論書など,広い分野にわたってすぐれた学術書を著した。一方,開祖マハービーラをたたえる詩集《ビータラーガ・ストートラ》や,長編の叙事詩《トリシャシュティシャラーカープルシャ・チャリタ(63偉人伝)》10巻とその補遺《パリシシュタパルバン》を書いて,詩人としても令名をはせた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘーマチャンドラ
へーまちゃんどら
Hemacandra
(1089―1172)

インドのジャイナ教宗教詩人、学者。西インド、グジャラートの商家に生まれ、ジャイナ教信者となる。ジャヤシンハ・シッダラージャ王の知遇を受け、王とその後継者クマーラパーラ王を教化し、ジャイナ教を興隆に導いた。博学多識で、サンスクリット語を用いてジャイナ教聖者の伝記を集めた大叙事詩『トリシャスティ・シャラーカー・プルシャ・チャリタ』(63偉人伝)、およびその付録『パリシシュタ・パルバン』、ジャイナ教倫理書『ヨーガ・シャーストラ』などの宗教的著作をなし、また歴史、辞典、文法、詩論、韻律などに関する学術的研究書をも多数残す。[田中於莵弥]

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