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ベドウィン ベドウィン Bedouin

翻訳|Bedouin

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デジタル大辞泉の解説

ベドウィン(Bedouin)

アラビア半島を中心に中近東北アフリカの砂漠や半砂漠に住むアラブ遊牧民ラクダを中心として羊・山羊(やぎ)を飼育する。

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百科事典マイペディアの解説

ベドウィン

一般的にはアラビア,北アフリカ,シリアの砂漠に天幕を張り,ラクダ,ヤギ,ヒツジを連れて遊牧するアラブ系住民をさす。アラビア語で〈町ではないところ〉に住む人びとを意味するバドウに由来。
→関連項目アラビア語アラビア半島グラブ・パシャ

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世界大百科事典 第2版の解説

ベドウィン【Bedouin】

アラブ系遊牧民を指す。ベドウィンという呼称は,アラビア語の〈バドウbadw(バダウィー(男性形単数),バダウィーヤ(女性形単数))〉という語が,フランス人によりなまって発音されたのが始まりとされている。〈バドウ〉は,本来,町の住人〈ハダルḥaḍar〉に対応した言葉で,町ではない所(バーディヤ)に住む人々のことを指す。したがって,小さいオアシスや涸れ川(ワーディーワジ)に住む農耕民もバドウに含まれる。

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大辞林 第三版の解説

ベドウィン【Bedouin】

アラビア半島内陸部を中心に、シリア・北アフリカの砂漠に生活するアラブ系遊牧民。ラクダを中心に山羊や羊を飼育する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベドウィン
べどうぃん
Bedouin

アラビア半島を中心に、中近東、北アフリカの砂漠・半砂漠一帯に住むアラブ系遊牧民。ただしベドウィンということばは、正確なアラビア語ではない。バダウィ(単数女性形はバダウィヤ)の集合名詞バドゥまたは口語複数形バダウィーンというアラビア語を、ヨーロッパ人が訛(なま)って発音したのが始まりだといわれている。
 ベドウィンとアラブが、元来、同義語であったことは、さまざまな史料から証明されている。アラブということばが最初に現れた紀元前853年ごろのアッシリアの碑文では、それはアラビア半島北部に住むベドウィンのことであった。南アラビアの古代碑文やコーランに出てくる「アラブ」もベドウィンのことをさしている。
 アラビア語のバドゥは、バーディヤ(砂漠性の荒野、町ではない所)に住む人たちという意味であり、彼らが移動しているか、定住しているか、あるいは一時的に定住しているかは問題ではない。したがって、ベドウィンを「遊牧民」と訳すのは誤訳とはいえないまでも正しい訳ではない。バドゥに対することばとしてハダリ(町に住む人たち)がある。しかしハダリも、もとはバドゥだった者がほとんどであり、両者の間には連続性、可逆性がみられる。
 一般に社会組織は、氏族、部族から拡大家族に至るまで、父系の分節構造をもち、なかでももっとも重要な単位は拡大家族である。
 ラクダを中心とした遊牧がベドウィンの伝統的な生業形態であるが、砂漠の奥に住む彼らの生活も、近年は商品経済の波に洗われ、トラックなどがラクダにとってかわりつつあり、ベドウィンの生活も変容してきている。
 一方、サウジアラビアをはじめ、どのアラブ諸国でもベドウィン定着化の政策がとられており、ベドウィンの絶対数は急速に減少してきているのが現状である。[片倉もとこ]
『片倉もとこ著『アラビア・ノート』(NHKブックス)』

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世界大百科事典内のベドウィンの言及

【砂漠】より

…だが定住を許そうとしない過酷な自然条件の下で,家畜を伴って分け入り,人間の可住空間をきり開き拡大したこと自体,遊牧の民が見せる人間の知恵と適応力のすばらしさ,たくましさを示す何よりの証拠と言えよう。ここでは西アジア・アラブ世界における遊牧民(ベドウィン)の生活を中心に,砂漠の生活と文化について述べることにする。 砂漠といっても地質的には多様で砂地だけでなく,岩地もあれば砂利地,溶岩台地もあり,こうした地質の差は遊牧民の気質や経済力の差を生む要因にもなっている。…

【シャイフ】より

…一般的に〈長老〉〈老人〉を意味するアラビア語であるが,さまざまな集団の長を意味することもある。とくにアラブのベドウィンは,各種のレベルの血縁集団の長をシャイフと呼んだ。ことに重要なのは,部族の長としてのシャイフ(またはサイイド)である。…

※「ベドウィン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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