ペドロ[1世](読み)ペドロ

百科事典マイペディアの解説

ペドロ[1世]【ペドロ】

ブラジル皇帝(在位1822年―1831年)。ポルトガル国王ジョアン6世の子。ナポレオン軍侵入の際に国王とともにブラジルにのがれ,国王の帰国後,ブラジルの分離独立を宣言して皇帝となったが,恣意的な施政はブラジル人の反感を招いた。息子ペドロ2世に皇位を譲った後本国に帰り,娘マリアの摂政となった。
→関連項目ブラジル

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世界大百科事典 第2版の解説

ペドロ[1世]【Pedro I】

1334‐69
カスティリャ王。在位1350‐69年。1348年のペストの大流行に起因する深刻な社会不安のなかで即位,いわば緊縮政策で危機の克服を図ったが,これに反発する貴族と市民層の一部が隣国アラゴンやフランスと手を結んだために,事態は外国勢力を巻き込んだ内戦へと発展した。反乱側は王の異母兄エンリケを先頭に立てて戦い,ペドロ王は69年トレド南東のモンティールでエンリケ(エンリケ2世)の手で刺殺された。生前,妃をはじめ多くの王族や貴族を処刑したことから,〈残虐王〉とあだ名される。

ペドロ[1世]【Pedro I】

1320‐67
ポルトガル王。在位1357‐67年。アフォンソ4世の子。結婚したカスティリャ貴族の娘コンスタンサの女官イネス・デ・カストロとの恋におちいり,子どもまでもうけたが,カストロ家の影響力が王子に及ぶのを恐れた国王アフォンソ4世はイネスを殺害させた。即位後,ペドロは屍のイネスと正式に結婚し,その殺害者に復讐した。イネスとの悲恋物語はポルトガル文学の題材にしばしば取り上げられている。【金七 紀男】

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