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ペレーダ

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百科事典マイペディアの解説

ペレーダ

スペインの作家。典型的な郷土小説家で,風俗描写において卓越していた。サンタンデールの漁民の粗野で奔放の生の有様を描いて,まさに〈カンタブリア海叙事詩〉と称されるにふさわしい《ソティレーサ》,また都会の青年が山の美しさに魅せられるようになる話である,山岳賛歌とも言うべき《岩山のかなた》が代表作である。

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世界大百科事典 第2版の解説

ペレーダ【Antonio de Pereda y Salgado】

1608ころ‐78
スペインの画家。バリャドリードに生まれ,マドリードで没。マドリードの宮廷に仕える。光の効果,輝かしい色彩,優れたデッサン力と構成力によって,数多くの祭壇ついたて画や礼拝図,歴史画,静物画を残した。しかし彼の最も重要な分野は,当時の死生観を反映したいわゆる〈ウァニタスvanitas(虚栄)〉で,《騎士の夢》は,バルデス・レアルの《世の栄光の終り》(1672)と並ぶ,この分野の傑作である。【神吉 敬三

ペレーダ【José María de Pereda】

1833‐1906
スペインの小説家。サンタンデルの名門の出で,一時マドリードへ出て軍人を志したが,まもなく郷里へ戻り,農園の管理をしながら文学活動にはげむ。旧家の生れの彼は敬けんなカトリック教徒で,伝統主義の立場を堅持し,カルリスタの代議士も務めた。彼の小説は物語の筋よりも情景描写に重点を置き,テーマをほとんど郷土に求め,農民や漁民の生活をありのままに描いた郷土小説の典型的な作家である。《ソティレーサ》(1885)では孤児の少女を主人公にして,カンタブリア海の漁民を描き,《岩山のかなた》(1894)では山岳地帯の農村を舞台にしており,迫真性に富み,精緻を極めた情景描写で,ともに傑作とされる。

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