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ホタル(蛍) ホタル

百科事典マイペディアの解説

ホタル(蛍)【ホタル】

ホタル科およびその近縁の科に属する甲虫の総称。特に発光する種類をさす場合もある。甲虫類としては前翅や体がやわらかく,雌では全く翅のない種類もある。幼虫,成虫ともに腹端に発光器があるが,成虫が昼間活動する種類では発光器は退化。幼虫は普通,暗く湿った場所にすみ,カタツムリ類を食べるが,水中にすむものもある。発光は発光細胞内にあるルシフェリンとルシフェラーゼが酸素と作用して起こり,完全な冷光。幼虫や蛹(さなぎ)の発光は明滅しないが,成虫は明滅し,光り方は種類によって異なる。全世界に約2000種あり熱帯に多い。日本には約50種弱,そのうち発光するのはゲンジボタルヘイケボタルなどの数種に限られる。→生物発光

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世界大百科事典 第2版の解説

ホタル【ホタル(蛍)】

甲虫目ホタル科Lampyridaeの昆虫の総称。世界から約2000種,日本からは約30種が記録されている。なかでもゲンジボタルイラスト),ヘイケボタル(イラスト)は日本各地に産し,光る虫として親しまれている。ホタルの語源については〈火垂る〉〈火照る〉〈星垂る〉〈火太郎〉など,いろいろな説があるが,いずれも光ることに関連する。ホタルは唱歌,短歌,川柳をはじめ,文学や絵画の世界にも広くとり入れられてきた。

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世界大百科事典内のホタル(蛍)の言及

【発光器官】より

…発光動物が光を発するための特別な組織。発光器はホタルのように発光細胞を備えて自己発光するものと,マツカサウオのように発光バクテリアを共生させて発光する型がある。ホタルの発光器は発光細胞が細かく枝分れした気管と神経の働きによりきわめて効率の高いL‐L反応が進み光を発する。…

※「ホタル(蛍)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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