ボナン(英語表記)bonang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボナン
bonang

インドネシアのガムラン合奏音楽に使われる楽器。青銅製の釜形ゴング十数個を1列または2列に並べた旋律打楽器。両手にもった (ばち) で突起部を打って鳴らす。合奏のなかでは主要旋律ないし旋律装飾を分担し,装飾の場合にはリズム上の変化を与えるのに役立つ。またしばしば合奏全体の導入部をソロで行う。大編成の合奏では大小のものが同時に使われ,それぞれ補足し合って旋律を装飾する。

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デジタル大辞泉の解説

ボナン(〈インドネシア〉bonang)

ジャワのガムランで用いられる旋律打楽器。10~14個の中央部に突起のある壺(つぼ)形ゴングを木枠に2列に並べ、先端をひもで巻いた一対の桴(ばち)で、その突起を打つ。音域によって、大中小の3種がある。→ガムラン

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百科事典マイペディアの解説

ボナン

インドネシア,ジャワのガムラン用の旋律打楽器(ゴング・チャイム)。台に張った紐の上に壺形ゴングスレンドロ用では10または12個,ペロッ用では14個)を伏せて2列にのせ,1対の紐を巻いたバチで打つ。高音,中音,低音用の3種がある。
→関連項目ゴング・チャイム

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世界大百科事典 第2版の解説

ボナン【bonang[ジヤワ]】

青銅製の直径20cmくらいのこぶ付きゴング。主として中部ジャワの大編成のガムランで用いられる。バリのトロンポンと似ているが,ボナンは枠に張られた2本のひもの上にこぶのある面を上向きに直接置かれ,横に2列に並べられる。数は10~14個で,音域は2オクターブにわたるが,音階音順にではなく,演奏しやすいような並ベ方をする。2本の細長い桴(ばち)を用いて1人の奏者が演奏する。ボナンは,サロンなどの奏する定旋律を,先取りする形で細分・敷衍し,華やかな変奏旋律を奏する。

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