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ボン教 ボンきょう

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大辞林 第三版の解説

ボンきょう【ボン教】

仏教が伝わる以前のチベットの民間信仰。シャーマニズムを中心とする。

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百科事典マイペディアの解説

ボン教【ボンきょう】

チベット古来の民族宗教。ポン教とも。語源とされるポンパpon-paは王たちの神聖な儀式を司る役職を意味し,祈祷を中心とした独自の宗教形態を備えていた。仏教が伝来し,ラマ教チベット仏教)として栄えるに従って衰微した。

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世界大百科事典 第2版の解説

ボンきょう【ボン教 Bon】

チベットの宗教。仏教の導入によって衰微した。聖山とされる西部チベットのカイラーサ山に近いシャンシュンの地で,生命神ラblaをまつって招福除災を祈っていたムdMu部族の宗教がもとになり,彼らと通婚した古代チベット王家やその属するピャphyva部族の間でも行われているうちに,占をたて兆をみて医療祈禱を行ったシェンgshenによる宗教も加わり,シェンラプ・ミボを開祖とする宗教とされ,両部族の間に行われるようになったものらしい。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボン教
ぼんきょう

仏教導入以前にチベットで行われていた宗教。今日のボン教は9世紀後半以後仏教に同化したもので、古派の教義の影響が濃い。元来は西部チベットのシャンシュン地方に拠(よ)ったムdMu部族の宗教であって、生命神のラblaを祀(まつ)って招福攘災(じょうさい)を旨とした。これをドゥルボンrdol bon(粗いボン)とよぶ。ム部族とチベットをのちに支配するピャーPhyva'(=トンsTong)部族と通婚したのち、死後の祭りを行うシェンgshenの宗教と混淆(こんこう)してシェンラプ・ミボgShen rab mibo(優れたシェンの大人)を開祖とするキャルボン'khyar bon(雑のボン)が生じた。死後、ヤギ、ヤク、ウマなどが七つの谷を越える案内や供をするとして、それらを犠牲にして永遠の父祖の国にたどり着くことを願った。仏教と接触して古代王国の崩壊した9世紀なかば以後急速にその教義を取り入れながら仏教と対立する様相を示し、イラン起源説をとり、左繞(さじょう)礼拝などを行ってギュルボンbsgyur bon(変易ボン)をつくっていった。今日も教団を組織して活動している。[山口瑞鳳]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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