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ポサダス Posadas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ポサダス
Posadas

アルゼンチン北東端部,ミシオネス州の州都。首都ブエノスアイレスの北北東約 800km,パラグアイとの国境をなすパラナ川の南岸に位置する河港都市。パラグアイ人の交易所として始まり,初めトリンチェラデロスパラグアヨス Trinchera de los Paraguayosと呼ばれたが,パラグアイ戦争 (1864~70) ののちアルゼンチン領となり,1879年現在名に改称された。背後に広がる農林業地帯の積出港で,米,タバコ,トウモロコシ,マテ茶 (パラグアイ茶) ,柑橘類,家畜,木材などを集散し,市内には製材,木材加工を中心に,食肉,製粉,マテ茶加工,繊維などの工業が立地する。周辺にはサン・イグナシオ・ミニをはじめ,世界遺産の文化遺産に登録されているイエズス会の伝道集落の跡が多数あり,また有名なイグアス滝への観光基地ともなっているため,観光客が多い。パラナ川対岸のエンカルナシオンとの間にはフェリーが就航し,アルゼンチン,パラグアイ両国の鉄道網を結んでいる。人口 21万 9824 (1991推計) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ポサダス【Posadas】

アルゼンチン北東部の都市。ミシオネス州の主都。人口20万1943(1991)。17世紀半ば,イエズス会の布教区イタプアが建設された地点に位置するが,布教区がパラグアイのエンカルナシオンに移動してから200年ほど放置されていた。ようやく19世紀の半ばに市の建設が始まり,1870年にはコリエンテス州政府が建設を決定し,79年独立期の政治指導者であったポサダスGervasio Antonio de Posadasにちなみ命名された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ポサダス
ぽさだす
Posadas

アルゼンチン北東端、ミシオネス州の州都。都市圏人口28万3326(2001)。パラナ川に面する河港都市で、対岸はパラグアイのエンカルナシオンである。河川交通の要地で、行政・通商の中心地。17世紀なかばイエズス会の布教区イタプアが建設されたが、布教区の移動により2世紀余り発展から取り残された。19世紀なかば木材、マテ茶の取引拠点となり、入植に基づく開発が推進され発展した。[今井圭子]

世界遺産の登録

ミシオネス州には、先住民族のグアラニー族へのイエズス会の伝道施設である「サン・イグナシオ・ミニ」をはじめ「ヌエストラ・セニョーラ・デ・サンタ・アナ」「ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート」「サンタ・マリア・ラ・マジョール」が残り、隣国ブラジルの「サン・ミゲル・ダス・ミソンイスの遺跡群」とともに、1983年および1984年にユネスコ(国連教育科学文化機関)により「グアラニーのイエズス会伝道施設群」として世界遺産の文化遺産に登録された(世界文化遺産)。[編集部]

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