エンカルナシオン(その他表記)Encarnación

デジタル大辞泉 「エンカルナシオン」の意味・読み・例文・類語

エンカルナシオン(Encarnación)

パラグアイ南東端、アルゼンチンとの国境沿いにある都市イタプア県県都パラナ川に面し、農・林産物集散に適した河港都市として発展

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改訂新版 世界大百科事典 「エンカルナシオン」の意味・わかりやすい解説

エンカルナシオン
Encarnación

パラグアイ南端,イタプア県の県都。パラナ川に面し,アルゼンチンのポサダス市と対する。人口3万1445(1984)。1614年ロッケ・ゴンサレス・デ・サンタクルスにより旧称イタプアとして建設,独立初期まで重要な貿易港であった。綿花タバコマテ茶皮革木材集散地で,水陸交通の要地。同地方のアルト・パラナチャベスフラムなど日本人移住地の中心都市である。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エンカルナシオン」の意味・わかりやすい解説

エンカルナシオン
Encarnación

パラグアイ,東部地方 (パラグアイ川以東) 南東部,イタプア県の県都。首都アスンシオンの南東約 300km,アルゼンチンとの国境をなすパラナ川にのぞむ河港都市で,同川をへだててポサダスと相対する。 1632年イエズス会の宣教師団によって建設された。現在同国の主要都市の一つで,周辺の農業地帯の商工業中心地として,木材,マテ茶 (パラグアイ茶) ,タバコ,綿花,トウモロコシ,米,ウシなどを集散,加工する。対岸のポサダスとの間にはフェリーが就航し,首都から通じる鉄道,幹線道路をアルゼンチンの鉄道・道路網に結んでいる。人口4万 4064 (1990推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「エンカルナシオン」の意味・わかりやすい解説

エンカルナシオン
えんかるなしおん
Encarnación

南アメリカ中部、パラグアイ南東端の都市。イタプア県の県都で、人口6万9769(2002)。パラナ川に面する港町でもあり、アルゼンチン行きの鉄道は、ここからフェリーで対岸のアルゼンチンのポサダスと結ばれる。農、牧畜、林業の中心で、木材、タバコ、皮革、綿花、マテチャなどが輸出される。首都アスンシオンに次いで活気があり、町並みは開拓地の様相を呈している。

[市川正巳]

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百科事典マイペディア 「エンカルナシオン」の意味・わかりやすい解説

エンカルナシオン

パラグアイ南端の国境の都市。パラナ川の右岸にあり,アルゼンチンのポサダス市と対する。かつてはイタプアと呼ばれた。水陸交通の要地で,綿花,タバコ,マテ茶,木材などの集散地として知られ,商工業の中心地でもある。近くにアルト・パラナ,チャベス,フラムなどの日本人移住地がある。人口7万7278人(2005)。

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世界大百科事典(旧版)内のエンカルナシオンの言及

【レドゥクシオン】より

…1537年のグアテマラ司教マロンの提唱以後,各地で実践され,とくにパラグアイで活発な展開がみられた。1767年,スペイン領アメリカからイエズス会士が追放されて以降,この種の村落の大半は崩壊したが,パラグアイのビヤリカVillarricaとエンカルナシオンはレドゥクシオンから都市に発展した例として知られる。【山本 徹】。…

※「エンカルナシオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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