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ポリアセタール ポリアセタール polyacetal

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デジタル大辞泉の解説

ポリアセタール(polyacetal)

アセタール結合-OCR2O-(Rはアルキル基)をもつ重合体の総称。アルデヒド類の重合によって得られ、ポリオキシメチレンなどがあり、アセタール樹脂主成分エンジニアリングプラスチックとして用いられる。

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百科事典マイペディアの解説

ポリアセタール

ホルムアルデヒドまたはトリオキサンなどの環状ホルムアルデヒド化合物を重合させて得られる熱可塑性樹脂。1956年米国のデュポン社が工業化(商品名デルリン)。半透明で,耐熱性,耐摩耗性にすぐれる。
→関連項目プラスチック工業

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世界大百科事典 第2版の解説

ポリアセタール【polyacetal】

ホルムアルデヒドまたは環状ホルムアルデヒド化合物の重合によって得られる高分子の総称。1930年ころドイツのH.シュタウディンガーは,ホルムアルデヒドが重合し,ポリアセタールをつくることを認めたが,熱安定性が悪く,実用性はなかった。その後アメリカのデュポン社が熱安定性の向上にとりくみ,ポリアセタールの末端をアセチル化することにより,これに成功し,56年にデルリンの商品名で工業化した。また同じくアメリカのセラニーズ社では,ホルムアルデヒドの環状三量体であるトリオキサンが開環重合することを見いだし,これに少量のエチレンオキシドを共重合させて,共重合ポリアセタールの合成に成功,60年にセルコンCelconの商品名で工業化した(日本での商品名はジュラコン)。

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大辞林 第三版の解説

ポリアセタール【polyacetal】

ホルムアルデヒドの重合体(ポリホルムアルデヒド)と同様な結合をもつ高分子化合物の総称。代表的なものにはポリオキシメチレン( POM )などがあり、エンジニアリング-プラスチックとして機械部品・電気部品などに用いられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ポリアセタール
ぽりあせたーる
polyacetal

アセタール結合をもつ重合体(ぽりまー)の総称。アセタール結合-O-CH2-Oを主鎖にもつホモポリマー(単独重合体)とCH2-OCH2(CH2)O-の結合との共重合物(コポリマー)に分けられる。これらを主成分とするものがアセタール樹脂である。ポリアセタールは、金属を代替するエンジニアリング・プラスチックとして注目されている。機械的強度と耐熱性においては、ホモポリマーはコポリマーより高いが、熱安定性が悪く、成形時に注意が必要である。一般に、ポリマーの末端をアセチル化して、熱安定性を向上させている。
 両タイプに共通する特徴は、摺動(しゅうどう)(すべり摩擦)性と耐摩耗性で、ギアなど摺動部品(二つの部品が相対運動することを「摺動」といい、そういった部分を「摺動部」という)の基準材料となっている。欠点としては、耐熱性が低い(熱変形温度100~136℃)ことと、難燃性を付与できないことなどである。[垣内 弘]
『片岡俊郎ほか著『エンジニアリングプラスチック』(1987・共立出版) ▽井上隆編著『ポリマーアロイ活用ノート――材料選択・設計の指針』(1992・工業調査会) ▽高野菊雄編『ポリアセタール樹脂ハンドブック』(1992・日刊工業新聞社)』

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世界大百科事典内のポリアセタールの言及

【エンジニアリングプラスチック】より

…エンプラと略称されることもある。代表的なものとしては,ポリアセタールポリアミド(ナイロン),ポリエステル(PBT),ポリカーボネート,変性PPO(商品名ノリル)があり,汎用エンジニアリングプラスチック(汎用エンプラ)と呼ばれる。エポキシ樹脂,シリコーン樹脂のような熱硬化性樹脂,より耐熱性の高いポリアリレート,PPS,ポリイミド樹脂なども含まれる。…

【ガス化学工業】より

…メーカーには,三井東圧化学,三菱瓦斯(ガス)化学,信越化学工業,日産化学工業,日本化成,協和ガス化学工業,コープケミカル,東洋ガス化学工業などがある。ガス化学工業の主要な前記3製品のうち,まずメタノールはその大半がホルムアルデヒドになり,ホルムアルデヒドは,ユリア樹脂(尿素樹脂),メラミン樹脂(接着剤や化粧板等の原料)などや,ポリアセタール(エンジニアリングプラスチック,いわゆるエンプラ)などの原料である。アンモニアは,尿素,硫安などの窒素肥料や,ナイロン,アクリルなどの合成繊維の原料をつくるのに使われる。…

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