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ポリアミン

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栄養・生化学辞典の解説

ポリアミン

 分子内に複数のアミノ基をもつ炭化水素.例えば,スペルミンやプトレッシン

出典|朝倉書店
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ポリアミン
ぽりあみん
polyamine

アミノ基‐NH2を二つ、あるいは三つもつ直鎖脂肪族炭化水素の総称。化学工業に利用されるエチレンジアミンH2N‐CH2‐CH2‐NH2、ジアミノプロパンN2H‐(CH2)3‐NH2、ヘキサメチレンジアミンH2N‐(CH2)6‐NH2などが含まれ、ナイロン、ポリウレタン、エポキシ樹脂など人工ポリマーの合成素材となっている。天然には、動植物の細胞体液中に広く分布しており、代表的なポリアミンとして、スペルミン、スペルミジン、プトレシン、カダベリンがある。なかでもスペルミンは細菌類を除くほとんどの生物にみいだされ、とくにヒトの精液、ウシの膵液に大量に存在している。細菌や酵母ではスペルミジン、プトレシンが合成できない変異株の研究から、これらは生育に必須と考えられている。また、ウイルスやバクテリオファージの殻内にも存在している。好熱性細菌にはテルミン、テルモスペルミン、カルドペンタミン、カルドヘキサミンなどのポリアミンが検出されている。
 プトレシン、カダベリンはそれぞれアミノ酸、オルニチン、リジンの脱炭酸反応によってつくられ、それらを中間体としてスペルミジンやスペルミンが合成されている。
 ポリアミンはアミノ基によるプラスの電荷で、核酸類と強く結合しており、核酸の立体構造の維持に関与すると考えられている。高等動植物での具体的な生理作用についてはわかっていない。[菊池韶彦]

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