マザーテレサ(その他表記)Mother Teresa

翻訳|Mother Teresa

デジタル大辞泉 「マザーテレサ」の意味・読み・例文・類語

マザー‐テレサ(Mother Teresa)

[1910~1997]カトリック修道女マケドニア(現北マケドニア)の生まれ。幼名アグネス=ゴンジャ=ボヤージュ。1950年「神の愛の宣教者会」を設立病人瀕死の人々の保護・孤児救済の施設を、カルカッタ(現コルカタ)をはじめ世界各地に設立。1979年ノーベル平和賞受賞

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「マザーテレサ」の解説

マザー・テレサ

1910年8月26日、現在のマケドニアの首都スコピエ生まれ。両親はアルバニア人で、本名はアグネス・ゴンジャ・ボジャジュ。修道会に入った後、インドに渡り、東部コルカタで歴史や地理などを教えていた。「貧しい人々の中でも最も貧しい人たちに仕えるように」との神の啓示を受け、スラム街活動。「死を待つ人の家」「孤児の家」などをつくった。79年ノーベル平和賞を受賞。97年9月に87歳で死去し、インドで国葬が営まれた。(ローマ共同)

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

精選版 日本国語大辞典 「マザーテレサ」の意味・読み・例文・類語

マザー‐テレサ

  1. ( Mother Teresa ) カトリックの修道女。マケドニアの生まれ。一八歳で修道女となり、一九五〇年「神の愛の宣教者会」を設立。病気と貧困に苦しむ人々の保護・救済のために献身的な活動を続け、七九年ノーベル平和賞受賞。(一九一〇‐九七

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マザーテレサ」の意味・わかりやすい解説

マザー・テレサ
Mother Teresa

[生]1910.8.27.〈洗礼オスマン帝国,スコピエ
[没]1997.9.5. インド,カルカッタ
アルバニア系のカトリック修道女(→修道者)。フルネーム Saint Mother Teresa of Calcutta。本名 Agnes Gonxha Bojaxhiu。カルカッタ(コルカタ)のテレサ Saint Teresa of Calcuttaとも呼ばれる。インドのカルカッタの最貧民や遺棄されて死に瀕した病人,老人,子供のため献身的な活動を行なった。現代における最も徹底した愛の使徒として知られる。1928年インドに渡り,ロレット会の修道女としてカトリック系女子高校で教えたが,1946年修道会を出てスラムで働く。1950年厳しい清貧を守りつつ悲惨な境遇の人々に奉仕する「神の愛の宣教者会」Order of the Missionaries of Charityを設立,1965年からは活動をインド国外にも広げ,1978年には同系の男子修道会が東京都台東区に支部を置いた。1952年「死を待つ人の家」Place for the Pure of Heart,ハンセン病患者のための「平和の村」Town of Peace設立。1971年にヨハネス23世教皇平和賞,1979年にノーベル平和賞受賞。1981,1982,1984年日本訪問,世界宗教者平和会議 WCRPなどで講演し,生命の尊厳とそのための施設づくりを提唱した。2003年に福者となり,2016年異例の早さで聖人(→聖者)となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

知恵蔵mini 「マザーテレサ」の解説

マザー・テレサ

カトリック教会の修道女。本名はアグネス・ゴンジャ・ボアジュ。「マザー」は指導的な修道女の敬称、「テレサ」は修道名。1910年8月26日、オスマン帝国領コソボ州(現・マケドニア旧ユーゴスラビア共和国)に生まれる。18歳で修道女会に入り、29年に渡印。カルカッタ(現・コルカタ)で教師を務めた後、現地の貧困者を救済する活動を開始し、50年に「神の愛の宣教者会」を創設。老人や孤児、障害者、ハンセン病患者などに向けた慈善施設を数多く開設し、インド国内から世界各地へと貧困社救済活動を広げるに至った。一連の活動により、教皇ヨハネ23世平和章(71年)、アルバート・シュバイツアー国際賞(75年)、ノーベル平和賞(79年)など多くの賞を受賞。97年に87歳で死去した後、2003年にカトリックの福者(聖人に次ぐ地位)に列された。

(2015-5-22)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

山川 世界史小辞典 改訂新版 「マザーテレサ」の解説

マザー・テレサ
Mother Theresa

1910~97

カトリック修道女。旧ユーゴスラヴィアアルバニア人家庭に生まれる。1928年にインドに派遣され,48年にはカルカッタで極貧層への奉仕に生涯を捧げる決意を固めた。50年「神の愛の宣教者会」を設立し,世界の貧しい人々のためにも活動。献身的な活動により75年にシュバイツァー賞,79年にノーベル平和賞を受賞。97年永眠。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

百科事典マイペディア 「マザーテレサ」の意味・わかりやすい解説

マザー・テレサ

テレサ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

367日誕生日大事典 「マザーテレサ」の解説

マザー・テレサ

生年月日:1910年8月27日
インドのカトリック修道女;社会奉仕活動家
1997年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マザーテレサ」の意味・わかりやすい解説

マザー・テレサ
まざーてれさ

テレサ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

20世紀西洋人名事典 「マザーテレサ」の解説

マザー・テレサ


テレサを見よ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のマザーテレサの言及

【テレサ[カルカッタの]】より

…カトリック修道女。通称マザー・テレサMother Theresa。ユーゴスラビアのスコピエに生まれ,ロレット修道会に入り,1928年インドのダージリンに派遣され,後カルカッタの女子高校で教えたが,48年カルカッタの貧しい人々への奉仕に生涯を捧げることを決意した。…

※「マザーテレサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android