翻訳|mascara
まつ毛を長く,濃く見せるための化粧品。語源はスペイン語で,仮面,変装を意味する。古代ローマでも,付けまつ毛やまつ毛を長く見せる化粧法が行われていた。マスカラを最初に使ったのはナポレオン3世の皇妃ウージェニーであったといわれるが,今日のマスカラと同様のものであったかは不明である。19世紀にまつ毛を黒くする化粧がフランスやイギリスで行われたが,高価であるため一般の女性たちはランプやろうそくの炎に皿をあてて〈すす〉を集め,ラクダの毛でつくった筆でまつ毛に塗った。また付けまつ毛も19世紀の終りころ,イギリスにあらわれたが,流行しはじめたのはバレエ・リュッスの公演以来で,その東洋趣味が影響したとされている。1920年代になると,まつ毛の生えぎわに,目の輪郭にそって細い線を入れ,目もとをはっきりと魅力的に見せるアイ・ライナーや,マスカラ,アイ・ブロー・ペンシル,アイシャドーなどアイメーキャップ化粧品が出てくるが,当時は舞台や夜の化粧用であった。マスカラもアイ・ライナーも顔料を配合した固型のセッケンタイプが使われていたが,乾きがおそく,汗や涙で落ちて,目のまわりが黒くなったが,1970年代以降には酢酸ビニル系エマルジョンタイプのものができ,アイ・ライナーとともに,欠点が解消された。マスカラを効果的に見せるためには,先にアイ・ラッシュ・カーラーでまつ毛を上向きにカールさせてから塗るとよい。
執筆者:高橋 雅夫
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