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マチャード

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百科事典マイペディアの解説

マチャード

スペインの詩人。色彩や音楽性といった感覚的な美を強調した〈モデルニスモ〉に反発し,簡潔な詩形や質朴な詩語によって魂の鼓動を表現しようとした。スペイン内乱においては共和政府を支持し,1939年フランスに亡命しそこで没した。

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世界大百科事典 第2版の解説

マチャード【Antonio Machado】

1875‐1939
スペインの詩人。セビリャに生まれ,父は民俗学者。19世紀末および20世紀初めのマドリード,パリでボヘミアン的生活を送り,〈98年世代〉〈モデルニスモ〉の作家,知識人に接する。処女詩集《寂寞(せきばく)》(1903)とその改訂増補版《寂寞,回廊,その他の詩》(1907)には,モデルニスモ的なイメージもみられるが,基調はじみでかげりを帯び,形式や感覚を重視するR.ダリオらとは異なる内観的態度がすでに現れている。

マチャード【Manuel Machado】

1874‐1947
スペインの詩人。A.マチャードの兄。フランスの世紀末詩人やR.ダリオの影響下にモデルニスモの詩風を確立。初期の詩に優れたものが多く,処女詩集《魂》(1902)は,絵画的手法を用いた〈フェリペ4世〉,歴史をテーマにした〈カスティリャ〉,郷土アンダルシアの民謡に想を得た作品などを含んでいる。その他,近代都市の陰画ともいうべき《悪の詩》(1909)や弟との合作による戯曲がある。【野谷 文昭】

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世界大百科事典内のマチャードの言及

【スペイン文学】より

…なお19世紀も末になるとフランスの自然主義が移入され,E.パルド・バサン,クラリンClarín(1852‐1901),V.ブラスコ・イバーニェスらがすぐれた作品を残した。
【〈98年世代〉から〈27年世代〉へ】
 1898年の米西戦争の敗北で祖国が最後の植民地を失ったとき,スペインの後進性を痛感し,苦悩のうちに未来を模索した作家たちを〈98年世代〉と呼ぶが,その中心となったのは《生の悲劇的感情》で理性と信仰の葛藤を論じ,それをヨーロッパとスペインとの関係にまで広げたM.deウナムノ,古典文学の再評価を通してスペインの魂を探求したアソリン,スペイン文学史上最も完成された小説家のひとりに数えられるP.バローハ,詩集《カスティリャの野》で,荒涼としたカスティリャの風景の観照を通してスペイン(人)の本質をさぐったアントニオ・マチャードらである。概してペシミズムを基調とし,真のスペインを発見しようとした〈98年世代〉に対し,ヨーロッパの思想に沿おうとした知識人たちを20世紀の〈第2の世代〉と呼ぶ。…

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