コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

マツナ Suaeda glauca Bunge

2件 の用語解説(マツナの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

マツナ【Suaeda glauca Bunge】

海岸の砂地にはえるアカザ科の一年草。和名は葉が松葉のように細いことからついた。若い葉や茎が食用となるため,栽培されることがある。茎は斜上し,高さ40~80cm。下部でよく分枝する。葉は線形で密に互生する。長さ1~3cm。花は8~10月に咲き,上部の葉の葉腋(ようえき)に1~3個ずつ着く。両性花で,花被は5枚あり宿存性。果期には果実を包んで星形となり,径約3mm。果実には1個の黒色の種子がある。種子は含油量が多く食用とされ,また肥料用の油かすをとるのに使う。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マツナ
まつな / 松菜
[学]Suaeda asparagoides (Miq.) Makino

アカザ科の一年草。全株無毛。茎は直立し、高さ40~80センチメートル、よく分枝する。葉は密に互生し、線形で長さ1~3センチメートル、先端はややとがり、緑色。名は、この葉形をマツの葉に見立てたもの。8~10月、葉腋(ようえき)に緑色の小花を1、2個開く。無柄または枝上部のものは有柄。花被(かひ)片は五枚、雄しべは5本。包葉、小包葉は卵形膜質で0.3~0.5ミリメートル。胞果は扁球(へんきゅう)形で黒色、花被片に包まれる。砂地に生え、関東地方以西の本州から九州に分布する。若芽は食用となる。近縁種シチメンソウ(七面草)S. japonica Makinoは茎は高さ約30センチメートル、葉は棍棒(こんぼう)状肉質。9~10月、雄花と雌花を数個開く。海岸に生え、九州北部、および朝鮮半島に分布する。名は、全体が緑色から紫色に変わるので七面鳥に例えたといわれる。また、全体が緑藻類のミルに似ていることから、ミルマツナの名がある。[小林純子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

マツナの関連キーワード陸鹿尾菜弘法芝弘法麦白藜浪来草浜匙浜苦菜松菜毛有田草

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

マツナの関連情報