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マランタ maranta

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マランタ
maranta

クズウコン科の多年生観葉植物。園芸界ではマランタ属 Marantaのモンヨウショウ M. bicolorなどのほかに,カラテア属 (ヒメバショウ) の仲間をもマランタと呼ぶ。この2つの属は前者が果実に1種子を生じ,後者が3種子を生じる点で異なるが,葉はいずれも卵形,長柄でよく似ている。南アメリカや熱帯アジアに分布するが,通常はブラジルなどの南アメリカ産種が栽培され,温室を必要とし,高湿度,日陰を好む。

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デジタル大辞泉の解説

マランタ(〈ラテン〉Maranta)

クズウコン科の常緑多年草。熱帯アメリカ原産。観葉植物。楕円(だえん)形の葉の表面に紫色の美しい模様がある。

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百科事典マイペディアの解説

マランタ

熱帯アメリカ原産のクズウコン科の一属で約25種あり,数種が観葉植物として温室で栽培される。カラテアと似ており,園芸上はカラテア属の多くがマランタと混同されている。地下に塊茎をもつマランタ・ビカラーは,葉が長さ10cm内外の卵状楕円形で葉柄があり,葉脈の間に暗緑色の斑点がある。これによく似て,斑点が暗紫褐色になるのが,マランタ・レウコネウラ(和名ヒョウモショウショウ)の変種ケルショビアナ(和名モショウショウ)。別の変種エリトロネウラの葉は,中肋に沿って白緑色になる以外は全体に黒緑色を帯び,葉脈が濃桃色,下面が紫紅色となる。ちなみに上記のヒョウモショウショウの葉脈は白味を帯びている。

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世界大百科事典 第2版の解説

マランタ【Maranta】

クズウコン科クズウコン属Marantaの総称。多年草で熱帯アメリカに約23種が知られるが,うち数種が観葉植物として栽培されている。多いのはマランタ・レウコネウラM.leuconeura E.Mor.(英名prayer plant)とその変種群である。基本種var.leuconeuraは葉が広楕円形で,中央部と側脈部が青緑色,脈間は黒緑色,全体にビロード状の光沢があり,裏面は淡紅紫色である。多くの場合,マッサンゲアナ(和名ヒョウモンヨウショウ)var.massangeana E.Mor.(イラスト)と呼ばれている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マランタ
まらんた
[学]Maranta

クズウコン科マランタ属の総称。多年草。熱帯アメリカに約20種分布する。同じくクズウコン科のカラテア属とともに美しい色彩、模様の葉を観賞するため栽培される。葉は根際(ねぎわ)から出るものと、茎から出るものがある。本属の代表種クズウコンは英名をアロールートarrowrootといい、根部の塊茎からデンプンをとることでよく知られるが、観賞用としては、葉に白斑(はくはん)が入るフイリクズウコンがある。このほかにモンヨウショウは楕円(だえん)形の葉に大きな斑紋が入り、小鉢仕立てで人気がある。またエリスロネウラ種は葉脈が赤く、美しい。栽培は温室か室内の明るい日陰で行い、夏は乾燥しないようにする。越冬温度は10~12℃以上。繁殖は5~6月、株分けで行う。[坂梨一郎]

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