コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

マンスフィールド Mansfield, Katherine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マンスフィールド
Mansfield, Katherine

[生]1888.10.14. ウェリントン
[没]1923.1.9. パリ近郊
ニュージーランド生れのイギリスの女流作家。本名 Kathleen Mansfield Beauchamp。少女時代姉とともにロンドンに遊学。いったん帰国したが再び渡英,結核におかされてバイエルンで療養生活をおくり,その所産として短編集『ドイツの宿で』 In a German Pension (1911) が生れた。 J.M.マリーと知合って同棲後結婚。また D.H.ロレンス夫妻と親交を結んだ。 34歳で早世。チェーホフの影響を受けた短編小説名手で,短編集に『幸福』 Bliss and Other Stories (20) ,『園遊会』 The Garden Party and Other Stories (22) ,『鳩の巣』 The Dove's Nest and Other Stories (23) など。死後出版に『日記』 (27) ,『書簡集』 (28) がある。

マンスフィールド
Mansfield, Michael Joseph

[生]1903.3.16. ニューヨーク
[没]2001.10.5. ワシントンD.C.
アメリカの政治家鉱山労働者,鉱山技師などを経て,1933年モンタナ大学卒業。 42年まで同大学で歴史学政治学を教えた。 43~52年モンタナ州選出民主党連邦下院議員,52年同州選出連邦上院議員。 57~61年上院民主党院内副総務。 61~77年同院内総務。外交委員会に所属し,J.フルブライト委員長らと並びハト派の代表的存在だった。アメリカの外交政策,特に東南アジア政策などについて調査報告書をまとめている。 77~88年 11月,カーター民主党,レーガン共和党両政権を通じて駐日大使をつとめた。第2次世界大戦後の最も親日的で在任期間の長い大使といわれている。

マンスフィールド
Mansfield, Richard

[生]1854.5.24. ベルリン
[没]1907.8.30. コネティカット,ニューロンドン
アメリカの俳優。初めイギリスギルバート=サリバン・ショーなどに出演していたが,1882年ニューヨークでデビュー。ロマンチックな芸風で,シラノ・ド・ベルジュラックリチャード3世,シャイロックなどを得意とした。自作自演の作品も多い。また『ペール・ギュント』の英語による初演 (1906) や,G.B.ショーの作品の紹介などでも注目された。

マンスフィールド
Mansfield

アメリカ合衆国,オハイオ州中北部の工業都市。クリーブランドコロンバスの中間,アレゲニー山地の西端に位置する。 19世紀初期に入植が始ったが,19世紀中頃にボルティモア・オハイオ,ペン・セントラル,エリーラッカワナの各鉄道が開設されて急速に発展。現在は電気・ガス器具,自動車関連の工業が行われる。オハイオ大学分校,キングウッドセンター植物園がある。人口5万 627 (1990) 。

マンスフィールド
Mansfield

イギリスイングランド中部,ノッティンガムシャー県中部の町。周辺を含めてマンスフィールド地区を構成する。ノッティンガムの北約 20kmにあり,モーン川に臨む。ロビン・フッドの活躍の舞台と伝えられるシャーウッドの森の西部に位置する。1227年市場開設が勅許された古い町で,19世紀の炭田開発に伴って人口が急速に増加した。商業中心地で,古くからのメリヤス工業のほか,プラスチック,製靴,電機などの工業も立地。地区面積 77km2。地区人口 9万8095(2001)。人口 6万9987(2001)。

マンスフィールド
Mansfield, Sir Peter

[生]1933.10.9. ロンドン
[没]2017.2.8.
イギリスの物理学者。ロンドン大学クイーン・メアリー・カレッジ卒業後,1962年同大学で物理学博士号を取得した。アメリカ合衆国のイリノイ大学で研究員を務めたのち,イギリスのノッティンガム大学講師,マックス・プランク研究所研究員などを経て,1979年にノッティンガム大学教授となった。1994年同大学名誉教授。磁気共鳴現象を人体の断層画像を得るために利用するという,マンスフィールドとともにノーベル生理学・医学賞を受賞したポール・ラウターバーの発想を,さらに発展させた。1978年には高速で画像スキャンができるエコープラナー法を開発し,実際の断層画像をつくった。核磁気共鳴という物理的現象を巧みに利用して人体などの断層画像を得る磁気共鳴画像 MRIを開発した業績により,2003年ノーベル生理学・医学賞を受賞した。1993年ナイトに叙せられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

マンスフィールド(Katherine Mansfield)

[1888~1923]英国の女流小説家。ニュージーランド生まれ。短編小説の名手として知られ、繊細な感受性をもって微妙な人間心理を描いた。作「園遊会」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

マンスフィールド

英国の女性作家。本名Kathleen Mansfield Beauchamp。ニュージーランド生れ。最初の不幸な結婚ののちJ.M.マリーと結婚。《幸福》(1918年),《園遊会》(1922年)ほか多数の短編を書いた。

マンスフィールド

米国の政治家。鉱山技師出身。1943年下院議員,1952年上院議員となり,1956年民主党院内総務。対中国接近策を唱え,ベトナム和平の促進を主張。1977年―1988年駐日大使。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

マンスフィールド Mansfield, Michael Joseph

1903-2001 アメリカの政治家,外交官。
1903年3月16日生まれ。母校モンタナ大で東アジア史などをおしえ,1943年下院議員,1953年上院議員に当選(民主党)。1961年から16年間民主党の上院院内総務をつとめ,1977年(昭和52)駐日大使となる。1988年離任。帰国後は投資会社の上級顧問。2001年10月5日ワシントン市で死去。98歳。ニューヨーク出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

マンスフィールド【Katherine Mansfield】

1888‐1923
イギリスの女流作家。本名ビーチャムKathleen Mansfield Beauchamp。ニュージーランドの裕福な実業家の娘として生まれ,本国にあこがれて強引に渡英。いくつかの情事と自己中心的なきわめて不幸な結婚を経験。1912年文学青年の貧しいオックスフォード大学生J.M.マリーと同棲(正式結婚は1918年)。彼の編集する《リズム》誌や《アシニアム》誌に,鋭いがきわめて主観的なエッセー,書評を載せるかたわら,《序曲》(1918),《幸福》(1920),《園遊会》(1922),《鳩の巣》(1923)などの短編集を続々発表。

マンスフィールド【William Murray,1st Earl of Mansfield】

1705‐93
イギリスの法律家,政治家。スコットランドのスクーン出身。1756‐88年王座裁判所the King’s Benchの首席裁判官を務める一方,3度入閣した。18世紀のイギリスは産業化の進展と国際的交易の拡大により,封建的基盤に立つ従来のコモン・ローでは解決できない新しい法的諸問題に直面したが,彼は形成されつつある商慣習をモデルとしながら,商法を既存の法的枠組の中に同化することに尽力した。【井上 達夫】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

マンスフィールド【Katherine Mansfield】

1888~1923) イギリスの女流小説家。ニュージーランド生まれ。繊細な感覚で人生の断面を描いた。小説「園遊会」「前奏曲」など。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

367日誕生日大事典の解説

マンスフィールド

生年月日:1903年3月16日
アメリカの政治家
2001年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典内のマンスフィールドの言及

【マリー】より

…一時共産主義に共鳴し,その後反共的になったが,彼が最も親近性をもった立場はキリスト教的社会主義である。K.マンスフィールドは彼の妻であり,彼女の死後,著書や書簡の編纂に携わった。【出淵 博】。…

※「マンスフィールド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

マンスフィールドの関連キーワードマンスフィールド(Michael Joseph Mansfield)ホフマン(August Wilhelm von Hofmann)マンスフィールド(Katherine Mansfield)マリ(John Middleton Murry)オースティン(Jane Austen)キャサリン園遊会(マンスフィールドの短編小説集)キャサリン マンスフィールドチャールス・ハロルド ドッドジョン・ミドルトン マレーレスター・カール サロージョン・デイビッド パイレベッカ アドリントンジュニアス・レターズフランク サージソンニュージーランド文学アレックス プリンエラ・メイ モースダニエル ラッセルO.C. スミス

今日のキーワード

奨学金破産

学生が国の奨学金制度を利用したものの、返済の目途が立たずに自己破産すること。国内の自己破産の総件数は2003年をピークに減少傾向にあるが、このうち奨学金関連の破産は3000人前後の状況が続いており、1...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

マンスフィールドの関連情報