マークエステル(英語表記)Marcestel

現代外国人名録2016 「マークエステル」の解説

マークエステル
Marcestel

職業・肩書
画家

国籍
フランス

生年月日
1943年2月26日

出生地
パリ

本名
スキャルシャフィキ,マーク・アントワーヌ〈Squarciafichi,Marc Antoine〉

学歴
エコール・デ・ボーザール建築専攻〔1960年〕卒,パリ大学経済学部卒,国立東洋語学校中国語科卒

受賞
神道文化会文化奨励賞(日本)〔2007年〕,文部科学大臣賞(日本)〔2014年〕

経歴
ホテル王の長子に生まれ、南仏で育ち、幼少時代はギリシャ神話を読みあさる。外交官となり、1968年ラオスのフランス大使館でフランス語と経済学を教える。’70年初来日し、巨匠岡本太郎と出会う。テンペラと日本画を学ぶ。日本の水墨画の“にじみ”などに一目ぼれし、芸術家に転身。「古事記」を読み、日本神話を題材油絵を描き始める。’71年インドへの制作旅行を経て、’72年油絵を始める。’77年シルクスクリーンを制作。’78年フィレンツェのヴィコ・デル・アルテ個展を開催。また巨匠シャガールやビュッフェら世紀の芸術家と交流。ピカソらとともにスイスオークションに展示されて、華々しくデビューした。東洋の墨のにじみと西欧色彩を融合させた技法は評判を呼び、’97年頃から伊勢神宮など日本の24の神社に作品を奉納。2006年には「古事記」の世界を約200点描いた作品集を7ケ国語で出版。生来の優れた色彩感覚で“色彩の詩人”と呼ばれる。日本の大丸東急などデパートや欧米の画廊で度々展覧会を開催。版画、壁画、陶器、染色、タピストリーなど多くの分野で活躍。パリや東京など世界6ケ所にアトリエがある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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