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ミイデラゴミムシ Pheropsophus jessoensis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミイデラゴミムシ
Pheropsophus jessoensis

甲虫目クビボソゴミムシ科。敵にあったり,おどしたりすると,腹端から淡黄白色のガスを「ぶすっ」という音とともに体外に発射する虫で,ヘッピリムシともいう。体長 11~18mm。頭部と前胸背は皺が多く,大きい点刻を粗布する。上翅には浅く細い条溝があり,間室には中央に太い隆条がある。上翅の黄褐色紋が目立つ。北海道から奄美大島にまで分布し,湿った枯れ草の下などにみられる。ガスをまともに皮膚に受けると一種のやけどを起す。沖縄地方には別種のオオミイデラゴミムシ P.javanusがすむ。

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世界大百科事典 第2版の解説

ミイデラゴミムシ【Pheropsophus jessoensis】

甲虫目ゴミムシ科の昆虫(イラスト)。頭部,胸部は黄色で黒色紋が,上翅は黒色で黄色紋がある。上翅は光沢がなく,隆起条を縦列する。体長16mm内外。北海道から奄美大島までの各地に分布し,水田や河原など湿った土地に多い。成虫は夜間,地上を歩いて昆虫をはじめ,各種の小動物を捕食する。とらえると肛門からプッという音とともに刺激臭のある液体を霧状に噴射するのでヘッピリムシ,ヘコギムシとも呼ばれ,英名もbombardier beetleという。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ミイデラゴミムシ
みいでらごみむし / 三井寺芥虫
[学]Pheropsophus jessoensis

昆虫綱甲虫目ゴミムシ科に属する昆虫。日本各地、朝鮮半島、中国に分布。体長約15ミリ。頭胸部は細く、黄色に黒紋がある。上ばねは黒くて中央の両側に太い黄色の横帯があり、前後にも横帯があって後方へ広がっている。おもに平地の草むら、石や倒木の下などに隠れ、夜間活動してミミズや虫の死体を食べる。成虫で越冬し浅い土中に群集する。捕まえようとすると肛門(こうもん)から霧状のガスをプッと発射するのでヘッピリムシともいう。琉球(りゅうきゅう)諸島には近縁種がいる。[中根猛彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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