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ミゾゴイ Gorsachius goisagi; Japanese night heron

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミゾゴイ
Gorsachius goisagi; Japanese night heron

ペリカン目サギ科。全長 49cm。頭上は黒褐色,頸,背,雨覆,尾は褐色,胸腹部は黄褐色で,前頸部から胸腹部には黒褐色の縦斑がある。脚は緑褐色。風切は黒褐色で,先端部は灰褐色。全体としては褐色の地味な鳥である。日本の本州四国地方九州地方にのみ繁殖分布し,中国南部,南西諸島タイワン(台湾)フィリピンなどで越冬する。平地から山地の河川に近い森林などに生息し,樹上に単独あるいは小さなコロニーをつくって営巣する。繁殖期には日中にもよく活動し,湿地や沢でカエル,ザリガニ,小魚などをとっている。また,夜間には非常に低い声で「ぼーぼー」と鳴く。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ミゾゴイ

体長50センチほどで体は薄い赤茶色。台湾やフィリピンなどで越冬し、4月ごろ飛来して営巣する。古くは「樋口守り」などと呼ばれ、農村では一般的な鳥だったという。最近は個体数が減少し、環境省レッドリストでは絶滅危惧2類。

(2014-02-23 朝日新聞 朝刊 首都4県 地域総合)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ミゾゴイ
みぞごい / 溝五位
Japanese heron
[学]Gorsachius goisagi

鳥綱コウノトリ目サギ科の鳥。一名ヤマイボという。全長約50センチメートル。背面は赤褐色で、背や翼には暗色の細かい虫食い模様があり、下面は淡黄褐色で、のどと腹には黒褐色の縦斑(じゅうはん)がある。繁殖地は日本だけで、本州、四国、九州、伊豆諸島の山林で営巣し、冬はフィリピンや中国南部に渡るが、南日本で越冬するものもある。薄暗い林を好み、林の中の渓流や溝で昆虫類、ミミズ、サワガニなどをとって食べる。夜間ウォー、ウォーと陰気な声で鳴く。巣は樹上に小枝を集めてつくり、5、6月ごろ1腹3、4個の卵を産む。八重山(やえやま)列島からマレー諸島にかけて近縁種のズグロミゾゴイG. melanolophusが分布する。[森岡弘之]

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