ベトナム南部,メコン・デルタの都市。ティエンジャン省の省都。人口12万1200(2004)。ホー・チ・ミン市の南西約65km,メコン川の分流ミト川に沿い,標高3m。地方商業の中心で朝市でにぎわい,デルタの米,野菜,魚などを運河伝いでホー・チ・ミン市へ送っている。中心市街はミト川に沿い,雑貨店,飲食店が並ぶ。17世紀中ごろ中国から逃れた明朝の遺臣たちが来住し,先住のクメール族を追い払って定着,町を建設した。周辺はメコン川が分流し,排水に都合がよいので4月に播種,7月(雨季)に1回移植する稲作形式をとる。ベトナム戦争で大きな被害を受けたが復興が進められている。ホー・チ・ミン市とは国道で結ばれる。
執筆者:別技 篤彦
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ベトナム南部、ティエンジャン省の省都。ホー・チ・ミン市から南西72キロメートルのメコン川の分流ミト川沿いに位置する。国道4号線が通る。人口12万0100(2003推計)。17世紀中ごろ、清(しん)朝に滅ぼされた明(みん)の遺臣たちが、先住のクメール人を追って町をつくった。現在は地方商業都市として、米、野菜、魚などを集め、運河を使ってホー・チ・ミン市に送っている。かつてはフランスの海軍基地があり、ベトナム戦争では大きな被害を受けた。
[菊池一雅]
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