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ミバエ ミバエ Tephritidae; fruit fly

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミバエ
ミバエ
Tephritidae; fruit fly

双翅目ミバエ科に属する昆虫の総称。体長2~20mmであるが,5mm内外のものが多い。翅に美しい斑紋のある種が多く,亜前縁脈の先端が直角に近い角度で前方に曲り,消える点で他と区別できる。

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百科事典マイペディアの解説

ミバエ

双翅(そうし)目ミバエ科の昆虫の総称。種類が多く,大部分は細形で明色,翅に斑紋がある。体長は多くで1mm以内。幼虫(蛆(うじ))は植物の葉,茎,果実,芽などに潜入。
→関連項目ハエ(蠅)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ミバエ
みばえ / 実蠅・果実蠅
fruit flies

昆虫綱双翅(そうし)目短角亜目ハエ群ミバエ科Tephritidaeの総称。この科のハエは体長2~15ミリメートル、一般的に5~6ミリメートルのものが多い。頭部は雌雄とも離眼的であるが、雌雄とも複眼の基部が伸長したものや、雄のみ角(つの)状の突起をもつものもある。頭部前額の額縁剛毛は上が1~2対、下が2~3対またはそれ以上存在し、後頭頂剛毛はほぼ平行して、けっして交差しない。はねでは、前縁脈は3か所で分断され、亜前縁脈は末端で直角に近い角度で前方へ折れる。はねには黄色、褐色、黒色の美しい斑紋(はんもん)をもつものが多いが、はねに斑紋のあるハエのすべてがミバエ科ではない。雌の腹部には明瞭(めいりょう)な産卵管基部環節がある。
 幼虫は無頭のウジで、植物を加害するが、生活様式によって次のように分けられる。
(1)生果実に食入するもの。熱帯から温帯で農作物の重要な害虫と目されるものが多い(チチュウカイミバエ、ミカンコミバエ、ウリミバエ、ミカンバエ、オウトウハマダラミバエなど)。
(2)植物の葉に潜るもの。
(3)植物の茎または根に食入するもの。このなかには虫こぶ(虫(ちゅうえい))をつくるものもある。
(4)植物の花に食入するもの。とくにキク科に入るものが多い。
(5)その他。シロアリの巣やコウモリガの食入跡から発見されたものもある。さらにめずらしい例では、ほかの昆虫による虫こぶ内で、その棲み主を食べるという、肉食性のものが知られている。[伊藤修四郎]

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