ミレー(Edna St. Vincent Millay)(読み)みれー(英語表記)Edna St. Vincent Millay

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ミレー(Edna St. Vincent Millay)
みれー
Edna St. Vincent Millay
(1892―1950)

アメリカの女流詩人。メーン州ロックランド生まれ。1912年に『ルネサンス』を発表して有名になる。第一次世界大戦後は初期の叙情的、ロマンチック傾向から転じ、倦怠(けんたい)、冷笑感情を盛りながらも明るさを失わない詩風人気があった。劇作も数編ある。とくに短詩ソネット(14行詩)に優れ、『あざみの果』(1920)、ピュリッツァー賞受賞作『ハープを作る人』(1923)、『ソネット集』(1941)などがある。

[松山信直]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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