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ムササビ Petaurista leucogenys; white-cheeked giant flying squirrel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ムササビ
Petaurista leucogenys; white-cheeked giant flying squirrel

齧歯目リス科。モモンガより大型で,体長 45cm内外,尾は長く 40cm内外,体重は 1kg近くになる。前肢後肢,後肢と尾のつけ根,頸部と前肢とをそれぞれ結ぶ皮膜をもち,それを広げて空中を滑空することができる。風を利用すると 200mぐらいを滑空するといわれる。背面は黄褐色腹面は白い。頬に淡色斑紋がある。夜行性で,木の芽木の葉,果実,昆虫などを食べる。昼間は樹洞などにひそむ。本州,四国,九州に分布する。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ムササビ

リス科。手足についた飛膜を広げると40センチ四方になる。両手で葉を折りたたんで食べるため、左右対称の食痕が残る。グルルッといううなり声とともに闇夜を舞う姿から、かつては妖怪と恐れられた。

(2015-11-13 朝日新聞 朝刊 東京B・2地方)

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百科事典マイペディアの解説

ムササビ

バンドリ,ヨブスマとも。齧歯(げっし)目リス科の哺乳(ほにゅう)類。体長27〜48cm,尾28〜41cmで,モモンガよりずっと大きい。前後肢の間にある飛膜が特徴。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ムササビ
むささび /
white-cheeked giant flying squirrel
[学]Petaurista leucogenys

哺乳(ほにゅう)綱齧歯(げっし)目リス科の動物。前後肢の間に独特の飛膜をもち滑空する大形種である。飛膜は、体側から皮膚が伸びて体側と四肢の間、前肢と頬(ほお)の間、および後肢と尾の間に張ったもので、腹面、背面とも毛が生え、滑空時以外は体に引き込まれていて目だたない。体色は背面が褐色、腹面が白色。頬から目の上にかけてよく目だつ白斑(はくはん)がある。顔が丸みを帯びているほか、全体の印象はリスに似る。体長30~49センチメートル、尾長28~41.5センチメートル、体重1~1.5キログラム。北海道を除く日本各地と朝鮮半島、中国(四川(しせん)省、雲南省など)に分布する。別名をバンドリ、ヨブスマ、モマともいい、地域によってはモモンガと混同されている。大木の茂る神社の森などの洞をすみ場所とし、夜出て、木の芽、葉、果実などを食べる植物食性。普通30メートル、ときに150メートルを超える滑空を行い、地上に降りることなく、樹上のみで生活できる完全な樹上生活者となっている。動作は比較的緩慢であるが、前肢を器用に使って、木の枝先につく果実などを手繰り寄せることができる。ギー、あるいはキッ、キッ、キッという大きな鳴き声をしばしば発する。単独あるいは母子の小さな家族群で暮らし、繁殖は年に普通1回、1産1~2子を産む。台湾から東南アジアにかけて近縁の種が広く分布する。[今泉吉晴]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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