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ムルマンスク Murmansk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ムルマンスク
Murmansk

ロシア北西端部,ムルマンスク州州都バレンツ海からコラ半島北西部に深く入込んだフィヨルド湾奥にある港湾都市で,トゥロマ川とコラ川が合流してつくる河口に位置する。北極圏にあるが,暖流の影響で不凍港となっている。 1915年ムルマンスク鉄道の開通とともに建設され,18年にはボルシェビキ軍に対する英米仏干渉軍の基地となった。第2次世界大戦時には連合軍の援助物資揚陸地点となり,ドイツ軍の爆撃を受けた。その後復興し,現在,港湾都市,水産基地として有名。水産加工,船舶修理,家具,縫製などの工業が立地する。海洋・水産大学,教育大学がある。空港もある。北極圏内最大の都市。人口 30万7664(2010)。

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百科事典マイペディアの解説

ムルマンスク

ロシア西北部,バレンツ海岸の港湾都市で,同名州の州都。外洋から50km隔たったコラ湾内にある不凍港。トロール漁業の国内最大の基地。高等航海学校がある。1915年ムルマンスク鉄道の建設に伴い創設

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世界大百科事典 第2版の解説

ムルマンスク【Murmansk】

ロシア連邦北部,同名州の州都。北極海の一部であるバレンツ海のコラ・フィヨルド東海岸に位置する不凍港。フィヨルド入口から50km入った地点にある。人口45万5000(1993)。1916年,海港建設とムルマンスク鉄道の開設に伴い町づくりが始められた。17年10月,ソビエト権力が当地でも樹立されたが,18年3月~20年2月,革命に干渉する連合国軍と反革命白衛軍により占拠された。20年2月,ソビエト権力が復活し,3月赤軍が入った。

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大辞林 第三版の解説

ムルマンスク【Murmansk】

ロシア連邦の北西端、コラ半島北部のバレンツ海に臨む港湾都市。不凍港。漁業・海軍基地。木材・機械工業が盛ん。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ムルマンスク
むるまんすく
Мурманск Murmansk

ロシア連邦北西部、コラ半島北部の大都市で、ムルマンスク州の州都。人口38万2700(1999)。北緯69度に位置する北極圏最大の都市。コラ半島北西部の湾口から50キロメートル奥のフィヨルド岸にある。年に320日も暖房しなければならず、冬季暗黒の日々が続く北の港湾都市であるが、メキシコ湾流がバレンツ海に流入しているのと、干満の差が4メートルもあって海水の動きが大きいため、不凍港である。
 細長いフィヨルドの斜面にへばりつくように町並みがつくられ、市街地が10キロメートル近くも延びている。ロシア有数の商港・漁港・軍港であり、工業も発展している。主要工業は水産加工、造船、船舶修理、建設資材、家具、縫製である。また、極地研究所、水産・海洋研究所、水産技術高等専門学校、教育大学、海員クラブ、各種劇場、博物館など、教育・文化施設が多い。1990年代に入って、北極海クルージング(巡航)を中心とした国際的な観光地としても発展している。空港所在地。[中村泰三・小俣利男]

歴史

1915年コラ湾東岸における不凍港建設およびムルマンスク鉄道敷設との関連で町がつくられ、16年10月正式に都市となる。17年4月まではロマノフ・ナ・ムルマニェРоманов‐на‐Мурмане/Romanov-na-Murmaneとよばれた。18年3月~20年2月、イギリス・フランス・アメリカ干渉軍によって占領された。21年以降ムルマンスク県の、38年以降同州の中心地となった。大祖国戦争(第二次世界大戦)中、ドイツ軍の爆撃に苦しみながらも、当時ソ連の連合国であったイギリス、アメリカからの援助物資補給に重要な役割を果たした。1991年12月のソ連崩壊に伴い、ロシア連邦の一都市となる。[栗生沢猛夫]

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世界大百科事典内のムルマンスクの言及

【コラ半島】より

…ロシア連邦北西端にある半島。ムルマンスク州に属する。北西から南東に突出し,北岸は北極海の一部のバレンツ海に,南岸は白海とその奥のカンダラクシャ湾に面する。…

※「ムルマンスク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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