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メッサリナ Messallina(Messalina), Valeria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メッサリナ
Messallina(Messalina), Valeria

[生]22
[没]48
ローマ皇帝クラウディウス1世の3度目の妃。オクタウィア (のちのネロ帝の妃) ,ブリタニクスの母。側近とともに夫に働きかけ,反対派の元老院議員を処刑させ,恐怖政治の一翼をになったが,ナルキッススの策動によりガイウス・シリウスなる愛人との陰謀を疑われて処刑された。

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世界大百科事典 第2版の解説

メッサリナ【Valeria Messalina】

25ころ‐48
ローマのクラウディウス世の3番目の妃。アウグストゥスの姉オクタウィアの曾孫女に当たり,15歳くらいで,彼女の母ドミティア・レピダの又従兄に当たる48歳のクラウディウスと結婚,クラウディウスが帝位についた41年には,娘オクタウィアに次いで,息子ブリタニクスを産んだ。しかし彼女の性格は奔放で,陰謀を好み,弱い性格のクラウディウスに働きかけて多くの近親や高官などを追放に処し,その中にはセネカも数えられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メッサリナ
めっさりな
Valeria Messalina
(25ころ―48)

古代ローマ皇帝クラウディウス1世の妻。最初は貞節な夫婦生活を営んでいたが、しだいに色情狂の徴候を現し、ローマ帝国宮廷で放蕩(ほうとう)と残虐をほしいままにするようになった。クラウディウスに気に入りの寵臣(ちょうしん)ばかりを近づけ、これに反対する者、自分の地位を危うくする者を次々に暗殺させた。たとえば前皇帝であるカリグラの姉ユリアは、その美貌(びぼう)のために犠牲にされた。一方、執政官シリウスと密通し、クラウディウスの地位と帝国の安泰を大きく揺り動かした。そのため、クラウディウスによって暗殺された。彼女の息子はブリタニクス、娘はネロの妻オクタビアである。[榊原晃三]
『ギボン著、中野好夫訳『ローマ帝国衰亡史』(1978・筑摩書房)』

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世界大百科事典内のメッサリナの言及

【クラウディウス[1世]】より

…また,ブリタニア,マウレタニア,トラキア等の征服によって属州地の拡大を実現した。生涯に4人の妻をめとったが,なかでも,メッサリナは姦通したばかりか間男と公然と結婚したかどで処刑され,ネロの母小アグリッピナは夫クラウディウスを毒殺したと伝えられる。【本村 凌二】。…

※「メッサリナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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